ニュース
トンボ鉛筆、軽く引けて接着力は最強のテープのり「ピットエアー」
2019年5月22日 20:32
トンボ鉛筆は、テープを引き出す力を半減させて、接着力を強化したテープのり「ピットエアー PN-MAS」を6月1日に発売する。価格は400円。
ピットエアーの特徴は、軽く引けるエアータッチシステム、分厚い封筒もしっかり封かんできる曲面接着力、静音設計の3点。
エアータッチシステムは、テープ走行をコントロールする機構で、採用はテープのりで初。また、ピットエアーに採用したエアータッチシステムの構造は特許取得済み。
従来は、のり切れをよくするため、常に供給リールの回転に抵抗をかけ回転を重くしていたため、テープの引き出しが重くなっていた。
これに対しエアータッチシステムでは、ヘッドを紙面に押し当てたり離したりする力を利用してテープ走行をコントロール。紙面にヘッドが当たるとロックが解除されて走行、ヘッドが紙面から離れるとロックされてテープ走行が停止し、のり切れがよくなる構造だという。
エアータッチシステムの効果について、テープのりを引き出す力が、使い始め(残量16m時)で同社従来品比60%、使い終わり(残量2m時)で同40%軽くなったとしている。
接着力も強化。貼り合わせた平面の紙に対する平面接着力と、貼り合わせた紙を円柱に巻き付けた際の粘着力を測る曲面接着力の、双方に優れた新配合のりを採用する。
曲面接着力は同社従来品比で約5倍。湾曲した紙の反発力に耐える曲面接着性を強化したのは業界初としている。なお、新配合のりは特許出願中。
さらに、強い粘着力と良好なのり切れの両立を図り、新開発の網目状の「パワーネットテープ」を採用している。
静音設計については、図書館、教室、講演会等、静粛な場での使用も想定し、カチカチという走行音を同社従来品比50%に低減。静音設計の実現は、特許出願中の、駆動する逆転防止機構等の部品にノイズを発しにくい機構を採用したことよるものとしている。
そのほか、本体が傾いてもヘッドの角度を補正して、ムラのない均一なのり付けができるエアーフィットヘッドを採用している。
外形サイズは43×26×96mm(幅×厚さ×長さ)。テープは8.4mm×16m(幅×長さ)。つめ替えテープは幅・長さが同様で300円。1年限定で5m巻のトライアル製品(180円)を同時発売。トライアル製品は、スタンダードのほか、旅人柄、花園柄の2つの柄がラインアップされる。