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禁煙推進に都内21社・東京都医師会・日本対がん協会が連携
2019年4月19日 12:52
東京に本社や事業所を置く企業21社と、東京都医師会や日本対がん協会が連携し、「禁煙推進企業コンソーシアム」を設立。社内喫煙率の低下を共通の目標とした取り組みを展開する。
参加企業の主目的は社員の健康増進とし、企業による禁煙の先進的な動きを通じて社会全体に禁煙の重要性を発信していくとしている。また、継続的にコンソーシアムへの参加申し込みを受け付ける。
2016年度の厚生労働省「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」では、日本人の年間死亡者は、能動喫煙によって約13万人、受動喫煙によって約1万5千人(肺がん、虚血性心疾患、および脳卒中による死亡)と推計。また、東京都では、都民の健康促進の観点と2020年の東京五輪に向け、受動喫煙防止対策を推進していくため、「東京都受動喫煙防止条例」を制定した。
これらの背景を踏まえ、禁煙推進企業コンソーシアムでは「社内禁煙の推進」に特化し、2022年度の喫煙率12%を社内で達成することを共通の目標とし、より健康的な企業を目指す。
主な活動内容は、各企業における社内喫煙率のマイルストーンを設定し、目標達成をサポート。各社の喫煙率低下に向けた具体的な施策を共有し、合同で公表することなども検討している。会員企業活動は、4月末以降順次紹介される。
参加企業および団体は以下の通り(五十音順)
IDホールディングス/アフラック生命保険/イトーキ/榮太樓總本鋪/オートバックスセブン/オムロン ヘルスケア/協和発酵キリン/こころとからだの元氣プラザ/佐藤製薬/資生堂/ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ/SKYグループホールディングス/損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険/SOMPOヘルスサポート/東京都医師会/日本アイ・ビー・エム/日本光電工業/日本対がん協会/ファイザー/ミサワホーム/メディヴァ/龍角散/ロート製薬