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健全な場を目指すTwitter、攻撃的行為への対応強化。返信非表示も予定

Twitterは16日(米国時間)、攻撃的な行為やスパムなど、公共の場での会話を阻害する行為を排除する取り組みの成果と今後について、ブログで紹介した。攻撃的なコンテンツをTwitterの専門チームが積極的に特定するようになったほか、悪質なアカウントの24時間以内の凍結は、前年同期比で3倍となったという。

利用者の安全性を保つために、取り組んだ主な施策と成果は以下の通り。

  • 強制執行措置の取られた攻撃的コンテンツの38%は、Twitterの専門のチームによって積極的に特定された
  • フォローしていないアカウントからの攻撃的な行為による報告は16%減少
  • 2019年1月~3月に、アカウントが凍結された後に、新たにアカウントを作ろうとするアカウントを10万件凍結(前年同期比45%増加)
  • 新たにアプリ内で異議申し立てが可能になったことにより、対応時間がこれまでより60%減少
  • 報告をうけた悪質なアカウントを24時間以内に凍結。前年同期比の約3倍
  • 簡単で新しくなった報告プロセスにより、2.5倍以上の個人情報を削除

以前は、利用者から報告された場合にのみ、悪意のあるツイートかどうかを調査をしていたが、'19年の初めから、報告に頼るだけでなく、積極的な強制執行対応を開始。昨年は、強制執行措置を取られたコンテンツのうち、Twitter側に特定されたものは0%だったが、現在は38%となった。利用者からの報告ではなく、テクノロジーを活用し、攻撃的な行為やヘイト行為、自殺や自傷行為の助長や扇動などを特定する。対応チームも増員し、さらに積極的に対応していくという。

今後は、個人情報、脅迫、その他の攻撃的なツイートを行なう利用者に対し、他の利用者から報告されるより先に特定できるよう、Twitterの技術面を改良。また、報告しやすさの向上も目指す。

ツイートの内容とそれに対するTwitterの判断は、Twitterのルールを理解するために重要な場合、必要に応じてツイート上にその詳細を表示する予定。たとえば、ルールに違反していても一般の関心が高いコンテンツのため削除されない場合などもあるという。

また、6月からは、利用者が会話をコントロールしやすくするため、ツイートへの返信を非表示にするオプションを試験的に提供予定としている。