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名刺アプリのEightがオフラインビジネスマッチング。ユーザーデータ活用
2019年4月17日 17:29
名刺アプリ「Eight」を提供するSansanが、ビジネスイベント「Meets」の提供を開始。メディア向け説明会を実施した。その中で、MeetsはEightのテクノロジーを活用し、サービスを「買いたい人」と「売りたい人」を効率的につなぐイベントであると説明した。
Meetsで展開されるのは、商談の機会の提供。買う側と売る側のニーズがマッチするよう、テーマを設けてイベントを実施する。
具体的には、Sansanでビジネステーマを選定し、登壇社、つまり売る側を選定。同時に、Eightに登録された名刺データやフィード発信の内容などから個々人の興味関心によるユーザーの抽出を行ない、Eightのフィード等におけるターゲティング広告を展開し、来場者、つまり買う側を集める。
Meetsで来場者に対して提供するのは、セールスピッチ、商談会、フォローアップタイムの3つのコンテンツ。
セールスピッチでは、登壇企業1社当たり6分、計6社から9社のセールスプロモーションを実施。6分間という設定は、来場者が集中して聞けるよう、短時間で一気に把握できるようにするためだという。
商談会は、セールスピッチを通して気になったサービスがあれば、会場内の商談会場にてすぐに行なうことが可能。複数のサービスと商談を行なうこともできるため、比較検討もしやすいとしている。
フォローアップタイムでは、来場者同士やプレゼンター同士が交流を行なえる場。カジュアルに交流をしてほしいという。
Meetsの3つのコンテンツについて、Sansan Eight事業部 Meetsチーム プロジェクトリーダーの安藤琢哉氏は、「ユーザーにとって価値のあるテーマ、サービスであること」、「比較検討ができる」、「時間設定」を3つのポイントとして挙げる。また、テスト開催時の、イベント翌日に受注が成立した登壇社の実績も紹介した。
さらに、買う側に対するメリットとして、必要な企業やサービスにうまくたどり着けないという課題を解決できることをアピール。Sansanの調査では、通常のテレアポや飛び込みによる営業において、買う側が商談中にPC等で別の作業をしたことがある人が57%いるという結果であったこと挙げながら、売る側と買う側の双方にとって、効率的な商談ができると話した。
Meetsは月2回のペースで開催。場所は「ザ ストリングス表参道」。来場者は130人(見込み)、来場費は無料。プレゼンター登壇費はスタンダードプランで250万円、スタートアップ企業限定のスタートアッププランは100万円。
今後の展開について、Sansan 取締役 Eight事業部長の塩見賢治氏は、計16回の実施と、冬には規模を広げた大型のMeets開催を企画・検討していることを表明。そのほか、Meetsのコンテンツを蓄積して、オンライン上で活用するプランも計画していると説明した。