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みなとみらいに延べ面積18万m2の大規模複合ビル開発

大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産、ヤマハの4社で構成する企業グループが、横浜市による開発事業者公募「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定された。オフィスを中心に、商業施設、ホテル、にぎわい施設、オープンイノベーションスペースなどを有した2棟のビルで構成する、延べ面積約18万m2の大規模複合ビルを開発する。

みなとみらい21中央地区(横浜市西区みなとみらい5丁目)は、都心や国際空港への良好なアクセス、災害に強い都市基盤、横浜市による企業進出への支援制度などを背景に、近年、さまざまな企業の研究開発拠点やオフィスなどの集積が進んでいる。

その中でも53街区は、みなとみらい線新高島駅の至近に位置し、ターミナルの横浜駅から徒歩7分、羽田空港までは京急線で約30分と高い交通利便性を有している。

また、歩行者ネットワークとしてみなとみらい21中央地区の拠点となる駅や施設を結び、多様な遊歩空間を形成している「グランモール軸」と「キング軸」が交差する結節点に位置するなど、みなとみらい21中央地区の活性化に向けた新たな核となる街区としている。

位置図

4社の企業グループは、こうした立地特性を最大限活用するため、WEST棟・EAST棟の2棟のビルで構成する大規模複合ビルを開発する。

加えて、横浜駅からのペデストリアンデッキを「グランモール軸」まで延伸させる形で一体的に整備。新たな人々の流れを創出し、周辺に整備するコモンスペースでは企業グループのノウハウを活かした各種イベントを開催するなど、周辺街区を含めたエリア全体のにぎわいの創出を行なうという。

みなとみらい21中央地区53街区 完成イメージ

延べ面積は182,825m2。WEST棟の高さは153m。地上28階、塔屋2階建て。フロア構成は1階に駐車場。1階から2階が店舗、オープンアトリウム。3階がカンファレンス、小ホール等にぎわい施設。4階が全体共用。5階から24階がオフィス。25階から28階がホテル。

EAST棟の高さは85.5m。地上15階、塔屋2階建て。フロア構成は、1階に駐車場。1階から3階が店舗。3階はそのほかにオープンイノベーションスペースとオフィス。4階から15階がオフィス。