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オンライン購入の洋服の試着・直しまでできる「Fittingステーション」

オンラインショップで購入したアパレル商品を、洋服直し店舗で受け取り、試着・直しまで行なえる新サービス「Fittingステーション」が3月25日11時からスタートする。東京都内を中心に17カ所の洋服お直し店舗で、取り寄せた洋服を試着し、店員に直しを依頼し、安心して購入できるという。

Fittingステーションのサービス概要

Fittingステーションのオンラインショップには、三陽商会とライフスタイルアクセント、ワールド、バーニーズジャパン(4月開始)など合計5社が参加する。

Fittingステーションロゴ
参加企業は三陽商会やワールドなど

ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発とおしゃれ工房、フォルムアイ、リフォームスタジオが協力。オンラインショップで購入したアパレル商品は、お直し店舗に配送され、到着日を含む3日間の営業時間内に受取できる。受け取り時に、商品の試着のほか直しのプロに相談し、調整も可能。また「イメージと違った」という場合は、返品も受け付ける。

店舗は、商品を手にとり試着等も行なえるリアル拠点として、首都圏の駅近くを中心に立地するお直し店舗が参加。リメイキングサロンやマジックミシン、おしゃれ工房などの17店舗が拠点となる。

対応店舗

購入者のメリットとしては、好きな時間や場所で受け取りや試着が行なえ、リアルな店舗で商品を試着できるため、納得して購入することができる。また、商品のサイズが合わない場合、店舗のスタッフに、その場で直しを依頼。返品の場合は、業務を店舗スタッフが行なうため、梱包・発送作業の手間を省けるとする。

アパレル事業者側のメリットは、顧客とのリアルな接点の創出と、安心・納得して商品を購入できることによる販売増。また、オンラインショップでありながら、「試着を希望する」という新たな顧客の獲得、衣類のダメージが少なく返品も早いため、返品遅れによる販売機会損失の抑制などが挙げられている。

今後は、試着や直しで得られた新たな商品体験やアイテムの発見を利用者同士がシェアできるよう、サービスサイト上で情報提供。連携するアパレル事業者や直し事業者数、利用可能店舗数の拡大を目指す。2020年度の営業収益目標は3億円。