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東電公式アプリ「TEPCO速報」に「災害時マップ」機能追加

東京電力ホールディングスは、公式スマホアプリ「TEPCO速報」に、新機能として「災害時マップ」を追加した。災害時マップは、周辺の避難施設の検索や、避難施設へのルートなどが検索できる機能。

新機能「災害時マップ」

TEPCO速報は、登録した地域での停電・雨雲・雷雲・地震情報などが、プッシュ通知で届くアプリ。価格は無料。地域登録は最大8カ所まで可能。アプリの情報提供可能な地域は、栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、福島県、新潟県。

停電情報については、停電している地域に加え、停電軒数や復旧見込みを知ることもできる。なお停電情報の対象範囲は、東京電力パワーグリッドサービスエリア。福島県、新潟県、静岡県の富士川以西は対象範囲外となる。

プッシュ通知設定画面と地域登録画面
左から、停電情報、雨雲・雷雲情報、地震情報

新機能の災害時マップでは、現在地や住所、登録地域から周辺の避難施設の検索や、避難場所までの道のりを表示。

避難施設検索およびルート検索

また、現在地や登録地、検索した避難場所などの標高や、停電情報も表示できる。標高表示については、津波や土砂災害の危険が発生した際に役立てられるとしている。

標高
停電情報

そのほかアプリ内に、災害情報が入手できるTwitter「首相官邸」、「内閣府防災」、「総務省消防庁」や、ハザードマップ、防災関連SNSなどへのリンクが加わった。

ハザードマップ、防災関連SNSへのリンク

避難施設は状況に応じて、「避難所」、「避難場所」、「帰宅困難者一時滞在施設」の3種類から選んで検索できる。

避難所とは、災害により自宅へ戻れなくなった住民などが一時的に滞在することを目的とした施設。避難場所とは、災害による危険が切迫した状態において、生命の安全の確保を目的として緊急に避難する際の避難先。帰宅困難者一時滞在施設とは、帰宅が可能になるまで待機する場所がない帰宅困難者などを一時的に受け入れる施設。

対応OSは、iOS 10.0以降、Android 5.0以降。

TEPCO速報「似てない父娘篇」/東京電力ホールディングスPR映像