ZOZOTOWNの特典割引価格、出店ショップ側で非表示の選択可能に

「ZOZOTOWN」は、有料会員制の割引サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」未加入者向けの割引価格表示について、出店ショップごとに非表示を選択できる機能を追加した。

表示選択パターン

ZOZOARIGATOメンバーシップとは、’18年にスタートした、年額3,000円、または月額500円で、ZOZOTOWN内の全商品が10％割引価格で購入できる有料会員制のサービス。これまでは未加入者閲覧時にもメンバー特典価格が表示されていたが、出店ショップ側で3パターンから選べるようになった。

3パターンの内容は、割引後のメンバー特典価格が表示されるパターンA、各ショップが設定した価格とZOZOARIGATO案内へのリンクが表示されるパターンB、各ショップが設定した価格のみが表示されるパターンC。

検索結果一覧ページにおいても、変更前はメンバー特典価格が表示されていたが、変更後は非表示となる。また、カート内ページにおいては変更は行なわれず、メンバー特典価格が表示される。

カート内ページでは引き続き、支払い方法の下部やポップアップで表示される

機能変更はZOZOARIGATOメンバーシップ未加入者閲覧時が対象。パターンBやCに設定していても、加入者閲覧時にはメンバー特典価格が表示され、サービス内容に関する変更はない。

ZOZOでは、「ZOZOARIGATOサービス開始以降に、一部、出店ショップの退店や商品販売の中断などがあった」としながら、今回の特典価格表示パターンの選択機能追加や、ZOZOARIGATOの背景や狙いなどを説明し、「引き続き、多くの出店企業にご理解をいただけるよう努める」と説明。一部メディアによって報じられている「ZOZO離れ」については、2月24日時点での取り扱い商品数は前年同日比で14.6%増加しており、「ZOZOTOWN全体に与える影響は限定的」としている。