ヤフー、日本初の試し住みできる賃貸住宅「OYO LIFE」。インドOYOと合弁

ヤフーはインドのホテル運営会社OYOとの合弁会社 OYO TECHNOLOGY&HOSPITALITY JAPANを設立し、日本の賃貸住宅事業に本格参入する。スマホで物件探しから入居、退去まで対応し、数日間の試し住みができる日本初の賃貸サービス「OYO LIFE」を3月上旬より開始する。

OYOは、ITを活用した不動産経営で世界8カ国でのブランド展開するグローバル企業。現在13,000以上の物件を運営し、8カ国で500以上の都市に展開。また、取扱部屋数は約45万部屋で、毎月全世界で64,000を超える部屋を獲得している。

「OYO LIFE」は、スマホひとつで物件探しから契約や支払いのインフラ整備、退去まで一気通貫のサービスを提供。契約は1カ月単位で、インターネットで宿泊予約をするように部屋を借りることができるとしている。

「OYO LIFE」サービスロゴ

敷金、礼金、仲介手数料は0円。すべての部屋が家具家電付きで、公共料金・Wi-Fiなどの通信費や定期的なハウスキーピングなども含まれている。さらに、検索しづらい物件情報、複雑な手続き、2年契約の縛りや敷金礼金など、今までの賃貸物件を借りる際に発生する課題を排除し、日本の賃貸物件に手軽さと利便性を提供するという。

部屋のタイプはマンションタイプ(10～15万円)、戸建てタイプ(25～45万円)、シェアハウスタイプ(4～6万円)から選べる。提供エリアは東京都23区で、順次拡大予定。

不動産オーナーに対しては、家賃保証しながら、定期的なメンテナンス、維持管理を行ない、OYOがもつブランドとサービスインフラを提供して物件価値を向上。ヤフーのマーケティング力、集客力を合わせてビジネスのブランド化を図るとしている。

サービスの特徴

2018年11月に50件の物件を獲得し、2019年3月末までには、東京都内のプレミアムエリア(渋谷区、目黒区、新宿区、中央区、文京区、千代田区)を中心に1,000件を超える物件を獲得する予定。なお、不動産オーナーによる物件登録を募集中。