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温水洗浄便座のマークが決定。ホテルや駅、予約サイトでも活用

日本レストルーム工業会は、パブリックトイレにおいて「温水洗浄便座」の設置を示すシンボルマークを策定。洋式トイレ、和式トイレのシンボルマークもあわせて策定し、3つともに日本工業規格(JIS Z 8210:案内用図記号)に登録された。

それぞれの図記号は、ホテル、商業施設、駅や公共施設、宿泊予約サイトや案内パンフレットなどで自由に活用できるよう、日本レストルーム工業会のホームぺージにて公開されている。

温水洗浄便座

日本レストルーム工業会では、訪日外国人観光客の急増を受け、パブリックトイレにおける洋式トイレ、和式トイレ、および“おもてなしトイレ”と位置づける温水洗浄便座の設置の有無が一目でわかるシンボルマークの作成を検討。シンボルマークのJIS化による認知拡大を目的として、シンボルマークの作成が行なわれた。

また、日本レストルーム工業会が実施した、外国人を対象にしたアンケート調査において、8割以上が旅行中「必ず温水洗浄便座があるトイレを使う」「できるだけ温水洗浄便座があるトイレを使う」と回答。また9割近くが「旅行中に温水洗浄便座の設置情報があると役立つ」と回答したという。

今回のマークを掲示することにより、訪日外国人観光客をはじめとする多くの利用者が、よりわかりやすくパブリックトイレを使用できるとしている。

日本レストルーム工業会は、日本のレストルーム空間の質の向上に取り組む一般社団法人。会員企業は、アイシン精機、アサヒ衛陶、SANEI、ジャニス工業、東芝ホームテクノ、TOTO、パナソニック、LIXIL。TOTO 代表取締役社長執行役員の喜多村円氏が会長を務める。