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JR東、忘れ物が駅に届くとスマホ通知するMAMORIOに51駅で対応
2019年2月6日 16:19
JR東日本とMAMORIOは、忘れ物自動通知サービスの本運用を18日より開始する。このサービスは、紛失防止タグ「MAMORIO」を付けたバッグ・財布等が、対象駅の忘れ物承り所に届けられた際に、専用アンテナがタグの電波を受信し、忘れ物の所在地を持ち主のスマートフォンへ通知する。
2018年より試験運用として、JR東日本の首都圏主要4駅(東京駅、上野駅、大宮駅、千葉駅)の忘れ物承り所に専用アンテナ「MAMORIO Spot」を設置。その結果、一定の効果が見込まれたことから、対応箇所を全51駅へと拡大する。利用にはMAMORIOの購入と「MAMORIOアプリ」の登録が必要。
対象の駅は、試験運用で設置された東京、上野、千葉、大宮に加えて、松戸、取手、川崎、鶴見、東神奈川、横浜、桜木町、磯子、大船、平塚、小田原、熱海、逗子、久里浜、三鷹、立川、豊田、八王子、高尾、甲府、府中本町、浦和、古河、小山、小金井、宇都宮、黒磯、熊谷、高崎、新前橋、土浦、水戸、錦糸町、西船橋、津田沼、佐倉、成田、成田空港、仙台、盛岡、新青森、秋田、山形、新庄、長岡、新潟、長野。
MAMORIOは、小さなタグを所持品に付けるだけで、スマホと連係して紛失を防ぐ製品。置き忘れ時には、スマホに置き忘れた場所と時間を通知。それにより、捜索範囲を大きく減らすことができるとしている。
MAMORIO Spotによる通知サービスのほか、ほかのMAMORIOユーザーが自分の紛失物の近くを通った時にその位置情報を知らせる「クラウドトラッキング機能」や、プロの手による捜索支援サービスなど紛失時の保証が受けられる有償オプションの「あんしんプラン」を提供している。
MAMORIOの通信方式はBluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)。サイズは35.5×19×2.8mm(縦×横×厚さ)。重量は2.4g。有効距離は約60m。電池はリチウム電池で、電池寿命は約1年間。価格は3,980円。