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BMW、音声会話で車両を操作。「OK,BMW」を「佐藤さん」に変更可能
2019年2月1日 08:00
BMW(ビー・エム・ダブリュー)は、新型「3シリーズ」のプレ・オーダーを1月30日に開始し、東京駅前「BMW GROUP TERRACE」で先行展示。音声会話で車両を操作できる「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」が、新型3シリーズの特徴の1つとなっている。
BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)は、2018年10月にメルセデス・ベンツが受注を開始した新型「Aクラス」に搭載される新開発の対話型インフォテイメントシステム「MBUX」と同じく音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能な機能。
ボイスコントロールを起動させるためのキーワードは「OK,BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だが、この呼びかけるキーワードの任意の設定が可能という。BMWが公式で提示している例は「JOY」。「JOY」に設定した場合、「JOY」と声を掛ければ「ご用件をどうぞ」と返してくれる。
このAI音声会話システムで、ナビや空調のコントロールが可能。これまで採用していた音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動させるとしており、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習する機能も備わる。
今回日本に導入されるモデルラインアップは「320i SE」「320i Standard」「320i M Sport」「330i M Sport」の4モデル。新型320iについては、日本の道路事情や顧客の要望、日本市場の重要性を鑑みて、欧州をはじめ初期生産には設定のない、日本専用にチューンしたエンジンが採用された。
また、日本初導入の3眼カメラを使用した運転支援システムを320i Standard以上の量産グレード全車に標準装備。この高性能3眼カメラシステムは、長距離、中距離、周辺監視と個々のカメラに役割を特化させることで、より正確なレーン・キーピング性能と、より離れた場所の危険予測や広い視野での危険予測を可能にした。
また、毎秒2兆5,000億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーを搭載することで、視覚情報に加えてレーダーによる正確な距離計測情報を統合して、より正確かつ素早い運転支援を可能にするという。