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待ち時間なしで駅ナカ弁当ピックアップ。JR東が9店舗でモバイルオーダー

JR東日本スタートアップとShowcase Gigは28日より、JRグループ運営の駅弁屋、ベッカーズ、ほんのり屋の計9店舗に、Showcase Gigが提供するモバイルオーダー&ペイプラットフォーム「O:der(オーダー)」を導入。実証実験を行なう。

モバイルオーダーの導入により、利用者は専用のウェブサイトから事前に注文と決済を行なうことで、乗車前や降車後、待たずに弁当やハンバーガー、おむすびなどを受け取れる。

店舗としても、口頭注文や会計といったオペレーションの軽減により、スムーズな商品提供が可能になるとともに、混雑や行列による機会損失の防止が見込めるとしている。

利用の流れは、専用ページへアクセスし、メニュー、数量を選択。アカウント(クレジットカード情報)登録して支払い、調理完了の通知が届き、受取指定時間に店頭で受け取りとなる。

サービス紹介ムービー

対象店舗は、R・ベッカーズ 池袋東口店、R・ベッカーズ 田町店、ベッカーズ 飯田橋東口店、ほんのり屋 池袋南口店、ほんのり屋 エキュート大宮店、駅弁屋 頂(JR新宿駅内南口コンコース)、駅弁屋 上野中央改札店、駅弁屋 旨囲門(ecute大宮店)、駅弁屋 大宮4号店(JR大宮駅新幹線北乗換口改札内)。

今回のモバイルオーダー導入に際し、本サービスの利用者を対象としたキャンペーンを28日より実施。R・ベッカーズ、ベッカーズでは、モバイルオーダー限定メニュー「GOGO550円限定メニュー」を用意。ほんのり屋では購入金額500円ごとにお茶1本、駅弁屋では駅弁1つにつきお茶1本がプレゼントされる。

本実証実験は、JR東日本スタートアップとShowcase Gigとの昨年10月の資本業務提携を受け開始。駅ナカ施設の混雑緩和やキャッシュレス化を図る取り組みの第1弾。

また、JR東日本グループとShowcase Gigは、店頭で注文と決済が可能なSuica対応のセルフ注文端末の開発を共同で進めており、今春を目途に実店舗での試験的な導入の開始を予定。

モバイルオーダーとセルフ注文端末の両方を導入することで、利用者がレジを介さずに注文と決済ができる環境を整えるとともに、店舗スタッフが調理や商品提供に集中できる店舗オペレーション整備を進め、店舗運営の更なる効率化と将来的な省人化を目指す。