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スタンプラリーアプリと連動した行動データ収集で販促施策。みなとみらいエリア

三菱地所は、横浜のみなとみらいエリアの商業施設3施設(MARK IS みなとみらい、ランドマークプラザ、スカイビル)にて、各施設内および施設間における顧客の行動データと購買データの収集・分析による効果的な集客・販促施策の実施を目的とした実証実験を行なう。

イメージ図

実証実験では、対象施設の共用部や店舗内(208 店舗)にビーコン端末を約400個設置。本実験にあわせて開発したアプリ「みなとみらいスタンプラリーアプリ」をダウンロードした顧客がこのビーコン端末の電波圏内に入るとシステム上で検知され、unerry(ウネリ―)が提供する施設来訪者の行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を用いた来館・来店情報などの行動データの分析が可能になる。

顧客行動の流れ

さらに、スタンプラリーアプリと商業施設内で利用できるポイントカード「みなとみらいポイントカード(三菱地所グループ CARD みなとみらいポイントカード一体型含む)」の連携により、行動データに購買データを紐づけた分析も可能。

従来は、集客活動の成果を「売上」や「入館者数」などでとらえていたが、顧客の来館までの経路や施設内における回遊状況、購買にいたるまでの様子を把握し分析することが難しかった。今回の取り組みにより、顧客の行動特性や商業施設内の回遊ルート、商業施設間の買い回り動向の把握が可能となり、効果的な集客施策・施設運営に役立てられるという。

期間は1月18日から3月31日までを予定。 1月18日より、みなとみらいスタンプラリーアプリを配信。施設からのお知らせや販促イベント、クーポンなどのコンテンツを用意し、施設への来場を促進する。

みなとみらいスタンプラリーアプリ イメージ

また、実証実験を行なう3施設のスタンプラリースポットを巡ってスタンプを15個貯めると、先着2,000名にみなとみらいポイント1,000ポイントがプレゼントされる。さらにダブルチャンスとして、抽選で50名にみなとみらいポイント10,000ポイントが当たる。

左から、MARK IS みなとみらい、ランドマークプラザ、スカイビル

実証実験で取得したデータは、集客・販促活動への活用のほか、エリアそのものの集客・マーケティングへの高度利用の可能性も検討するという。なお、本実証実験では、名前や電話番号等、個人を特定できる情報は一切取得・使用せず、また取得した行動情報は、個人を特定できない状態で統計情報化し、マーケティングを目的として活用するとしている。