マップ上のマンガを"拾って"読むアプリ「マワシヨミジャンプ」

週刊少年ジャンプ編集部は、新マンガアプリ「マワシヨミジャンプ」を1月10日に配信開始した。位置検出情報を利用した、本を回し読みできるアプリ。対応OSはiOSとAndroid。

ユーザーは、現実と連動したアプリ内のMAP上で近くに表示された電子書籍を"拾って"読むことができ、それをまたアプリ内のMAPの好きな場所に置いて、他のユーザーに読ませることができる。

MAPから拾えるのは1回に1冊限定で、保持できるのは1週間。新たに拾う場合は、保持している本を放出する必要がある。また、1週間の期限が過ぎると自動的にMAPへ戻される。利用可能地域は日本国内のみ。

"拾った"本にはそれぞれ「マワシヨミ帳」という機能が付いている。 読者はマワシヨミ帳にコメントを記帳でき、次に手に獲るユーザーと感想などを共有できる。 一度"拾った"本は、色々なユーザーの手に渡る中でMAP上をどのように移動していったのか、マワシヨミ帳にどのような記帳が溜まっていったのか、その軌跡や記帳内容を確認できる。

MAP上に配布されている本のラインナップは、週刊少年ジャンプ、ジャンプSQ.のバックナンバーや、ONE PIECE、DRAGON BALL、青の祓魔師、僕のヒーローアカデミア、約束のネバーランド、ジョジョの奇妙な冒険など、あわせて600冊以上。なお各作品、MAP上で配布しているのは一部の巻のみ。

さらに、続きの巻や、好きな作品をすぐ読みたくなったときに使えるストア機能も実装。アプリ内で使用可能なコインを購入し、好きな作品の電子書籍を買って読める。 購入した電子書籍は、「ジャンプBOOKストア!」や「少年ジャンプ+」と本棚連携をしており、同じアカウントで共有できる。

マワシヨミジャンプは、週刊少年ジャンプの創刊50周年を記念して開催された「ジャンプアプリ開発コンテスト」の第1期入賞企画。 受賞したミライアプリと、週刊少年ジャンプ編集部が、共同で企画・制作した。

電車の網棚に置かれたマンガ誌を手に取ることで、知らなかった作品を読んで好きになるような体験を、スマホや位置情報を利用して現代に蘇らせ、本との一期一会を通じて、新たなお気に入りのマンガを見つけてもらいたい、という編集部の願いを込めたアプリとしている。