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セブン、ローソン、ファミマが連携。駐車場共同利用を開始
2019年1月10日 15:44
セブン‐イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ3社が、店舗配送車両の駐車場共同利用を1月15日より開始する。物流における社会課題解決が目的。
駐車場共同利用は、セブン‐イレブン、ローソン、ファミリーマートのいずれか複数社の店舗が近接する場所において、駐車場を共同利用するもの。1社では高額で契約できない駐車場も利用できるようになる。例えばローソンによれば、1店舗あたり多い日で1日約7~8回、商品を納品。今回の取り組みにより、駐車場コストの削減と安定的なスペース確保が可能となり、持続的な店舗配送物流の維持に役立つという。
今回開始する案件は、コインパーキングの一部区画を改修し、店舗配送用の車両が専用利用する。該当する店舗はセブン‐イレブン船橋前原西2丁目店とローソン津田沼東店で、共同利用する駐車場はタイムズ津田沼前原西第4駐車場。次の案件で、セブン‐イレブンとファミリーマートの店舗にて共同利用を開始する予定としている。
コンビニエンスストア店舗は、災害対策基本法に基づく指定公共機関に指定され災害時において重要な役割を果たす等、社会インフラになっている。
また物流に関して、トラックが入れる駐車場が少ない、人手不足により配送車両の2名乗務体制を維持することが困難という現状があり、さらに東京オリンピック・パラリンピック競技大会や国際博覧会(大阪・関西)などの国際イベントが控える中、安定的に駐車場を確保することが喫緊の課題として挙げられている。
約1年半にわたり、経済産業省の支援、日本フランチャイズチェーン協会の助言のもと、コンビニ3社が駐車場の共同利用に向けて検討。今回、セブン‐イレブンとローソンの店舗に近接する駐車場の物件が確保できたため、まずは2社での共同利用の開始となった。