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Googleアシスタントが通訳に。Googleマップで音楽操作やSmart Clockなど新機能
2019年1月9日 20:09
Googleは8日から米国ラスベガスで開幕した「CES 2019」にあわせて、音声アシスタント「Googleアシスタント」の新提案や機能強化を発表した。Lenovoからスマートクロックが登場するほか、通訳モードの搭載や、Andorid/iOSのGoogleマップとの連携などが行なわれる。
Google HomeとSmart Displayに通訳機能
Google HomeおよびSmart Displayにおいて、通訳モード(Interpreter Mode)を搭載。Hey Google、フランス語の通訳になって(Hey Google, be my French interpreter)と話しかけると、フランス語に通訳してGoogle Homeが発話。液晶を備えたSmart Displayの場合は、文字でも表示してくれる。今後数週間で順次対応が行なわれる。
Google Assistant Connect
Googleアシスタントと連携して動作する機器を開発するメーカー向けの新規格がGoogle Assistant Connect。異なるメーカーやデバイス間でも相互に互換性を保ちながら連携動作を可能とする規格で、例えばGoogleアシスタントを内蔵しないシンプルな構造の電子ペーパー(e-Ink)ディスプレイが、Googleアシスタントからの指示を受けて天気やカレンダーを表示する、といった利用を想定。
より多くのシンプルな機器をGoogleアシスタント対応とすることを目標とし、2019年後半の規格策定を予定。パートナー企業の参加を呼び掛けている。
LenovoのSmart Clockは79ドル。4型ディスプレイ
Smart Clockは小型の置時計風のデザインのスマートディスプレイ。4型のスクリーンを備え、音声対話だけでなく、Googleアシスタントからの応答情報を画像や動画などでも表示可能とするもの。LenovoによるSmart Clockは今春に79ドルで発売予定。
Whirlpoolは10型ディスプレイを備えた「KitchenAid Smart Display」を紹介。Googleアシスタントで調べたレシピを表示したり、スマートホームデバイスのコントロールに対応。キッチン利用を想定した防水仕様となる。
また、SonosのSonos OneやSonos Beamなどのスピーカーでの音楽やポッドキャストの操作・再生に対応。Googleアシスタントから、Samsungなど主要なテレビメーカーのテレビの電源ON/OFFも2019年後半に対応予定としている。
スマホのGoogleマップでも音声操作対応
AndroidとiOSなど、モバイルのGoogleマップでのGoogleアシスタント対応も8日以降順次提供していく。
Googleマップを開きながら、音楽の再生やテキストメッセージの返信、ルート上の場所検索などに対応。Androidにおいては、SMSやWhatsApp、Messengerなどメッセージの送信も行なえるなど、自動車利用時の利便性を向上した。
また、Android/iOSのGoogleアシスタントで、飛行機のフライト確認やチェックイン、ホテル予約にも対応。飛行機はUnitedの米国国内線から対応開始する。ホテルは、 AccorHotelsやInterContinental Hotels Groupなどが対応する。