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LINE独自のブロックチェーン技術を活用したQ&Aプラットフォーム「Wizball」
2018年12月19日 19:52
LINEは、独自に開発したブロックチェーンネットワーク「LINK Chain」を基盤としたdApp(分散型アプリケーション)Q&Aプラットフォーム「Wizball(ウィズボール)」の、スマートフォンブラウザ版の提供を開始した。これまで、PCブラウザ版・アプリ(Android)版が提供されていた。
Wizballは、LINE独自のブロックチェーン「LINK chain」を基盤とした、専門家を重視したQ&Aプラットフォーム。
Wizballでは、「質問」「回答」「投票(Vote)」といったすべてのアクションに対して、「LINKポイント」をインセンティブとして毎回支給される。またユーザーは、それらのアクションをとるたびにサービスへの寄与度を示す「WP(Wiz Power)」が与えられる。毎回もらえるインセンティブに加えて、保有しているWPなどの量に応じて、定期的に配当ボーナスが支給されることも特徴の1つとしている。
さらに、LINE独自のブロックチェーン「LINK chain」を基盤にすることで、「インセンティブ配分の履歴」をブロックチェーン内に保存し、ユーザーの価値を評価。これにより、情報の透明性、信頼性を担保しているという。
またWizballには、150名を超える様々な分野の専門家が「Wizball認定専門家」として在籍。IT・法律などの専門的な分野から、人間関係の相談や旅行に関するアドバイスのような日常的な分野まで、資格をもった専門家からも有用な知識を得られるとしている。そのほか、専門家の企業として、エンファクトリー、シェアダインなどと提携しているという。
なお、獲得したLINKポイントは、1LINKポイント=500LINEポイントでLINEポイントに交換することができ、1ポイント=1円でLINE Payでの利用、およびLINEサービスでの購入・決済時に利用できる。
LINEでは12月19日から、3つのイベントを用意したWizballのキャンペーンを実施。
1つめのイベントは、自分が「いいね!」と思った質問や回答に対して「Vote(投票)」することで、最大2.4LINKポイントを獲得できるという内容。1日1回、1週間に3回までのアクションが対象となり、2019年1月15日までの、水曜日から火曜日までの期間で区切った4週に分けて実施される。
2つめのイベントは、期間中に最もたくさんVoteした上位10名のユーザーに10LINKポイントがプレゼントされるという内容。
3つめのイベントは、質問や回答をしたユーザーが1万人突破すると、参加ユーザーで10,000LINKポイントを山分けするという内容。
2つめと3つめのイベントは、12月19日から1月15日まで通しでの実施となる。
Wizballは、9月にβ版をスタート。現在展開しているPCブラウザ版・アプリ版では、約3カ月で総質問数が3万件を突破しているという。