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セダンになった3代目「インサイト」は“ハイブリッドを主張しない”デザイン

ホンダのハイブリッド車を牽引してきた「INSIGHT(インサイト)」。その第3世代モデルは、独立したトランクを持つミドルセダンに一新し、新型ハイブリッドセダン「インサイト」を12月14日から発売する。

初代インサイトは、ハイブリッドカーの本格的な普及を洞察(インサイト)するクルマという意味を込め命名され、1999年に3ドアハッチバックスタイルの2人乗りクーペとして登場。2009年の2代目モデルは、5人乗りの5ドアハッチバックスタイルにボディをあらためつつ、価格を抑えてハイブリッドカーの普及を目指した。そして、3代目ではミドルセダンに一新される。

その理由をホンダは、「ハイブリッド車が当たり前となった現在、優れた環境性能は、もはや、クルマがそなえるべき基本的価値。環境車のさらなる普及には、クルマとしての本質的な魅力が重要。そうした考えから、インサイトを世界的に人気が高いミドルクラスのセダンへと進化させた」と説明している。

デザインにおいても、「ハイブリッド車であることを主張するのではなく、乗る方の美意識を表現することを重視」し、流麗なシルエットなどで"品格”を表現。「走り、デザインのみならず、全てにおいて、シンプルで時代に流されない、本質的な魅力を備えたクルマを目指し開発した」という。

パワートレーンは、独自のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を、1.5L DOHC i-VTECエンジンと組み合わせて搭載。「環境車だからという妥協のない上質な走りと燃費性能を、高いレベルでバランスさせた」という。また、安全運転支援システム「Honda SENSIN」を全タイプで標準装備する。価格は326万1,600円~362万8,800円。

ホンダでは「燃費世界一への挑戦から生まれたインサイトは、魅力世界一のミドルセダンに進化する」と説明。新型インサイトの詳細はCar Watchで紹介している。

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写真で見る ホンダ「インサイト」