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古着をショップに持参しメンテしてシェア。洋服の新たな流れ「shareCloset」

利用者がショップに持参した洋服を、エアークローゼットが検品・再生し、シェアリングなどにリユースもしくはリサイクルするプロジェクト「shareCloset(シェアクローゼット)」を、エアークローゼットが開始する。

shareCloset全体図

エアークローゼットは、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアー
クローゼット)」をはじめとした洋服のシェアリング事業を運営。shareClosetは、シェアリング事業で培ってきた検品技術や、繰り返し使う洋服に最適な独自開発のクリーニング方法等のメンテナンスノウハウを活かして、次の活用に向けて再生する仕組みとしている。

回収された洋服の状態により、シェアリング、リサイクルのいずれかの方法で次の利用者の手に渡るようにする。エアークローゼットは回収された洋服の検品と再生を担当。リサイクルする洋服は、繊維リサイクルの仕組みを持つ日本環境設計の「BRING(ブリング)」により、再生資源として別の用途に利用できるようになる。

シェアクローゼットの仕組み
検品イメージ

アパレル各社がパートナー企業としてプロジェクトに参画することで、自社製品のアパレル廃棄問題の解決策として活用できる取り組みで、第1弾パートナー企業としてフランドルが参画。12月14日から31日まで、東京・大阪の「INED」「ef-de」「7-IDconcept.」等、6店舗を拠点として開催する。

期間中に所有しているのフランドルブランドの洋服を対象店舗に持参すると、店舗で利用できる特別クーポンが贈呈される。クーポンは持ち込み点数1点につき1枚、最大20枚まで発行。本体価格5,000円ごとに1,080円のチケットを1枚使用できる。クーポン有効期限は2019年2月末日まで。クーポン利用可能店舗はshareClosetプロジェクト開催店舗。

回収店舗は、ルミネ池袋 MARCHE de CLEARIMPRESSION、大丸梅田店 INED、大丸梅田店 ef-de、大丸梅田店 7-IDconcept.、あべのハルカス近鉄本店 INED、あべのハルカス近鉄本店 7-IDconcept.。回収条件は、雑貨・タンクトップ・キャミソールを除く フランドルグループ製品。ただし、品質表示の製造元にFLANDRE、IBFM、it’s internationalの記載があるものに限られる。

エアークローゼット代表取締役社長 兼 CEO 天沼聰氏は、「当プロジェクトは、昨今世界中で叫ばれているファッション業界の廃棄問題という大きな社会問題解決に向けて、ひとつ仕組みができればと立ち上げた施策」とした上で、「今後この『shareCloset』を通して、お洋服がムダなく活用される社会づくりに貢献できたら幸いです」とコメントしている。