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セコム、一般家庭用AEDをレンタル開始。緊急時以外の健康相談にも対応
2018年12月7日 13:51
セコムは、家庭における心臓突然死を防ぐ備えとして、家庭用AED(自動体外式除細動器)のレンタルサービスとオンラインサービスをパッケージ化した「セコム・MyAED」の販売を12月から開始する。レンタル料は1台につき2,400円/月、保証金は1台につき20,000円(非課税)。
企業や公共施設、ショッピングセンター等に設置されているセコムのAEDによって、累計で2,400人(2018年10月末現在)の救命事例がある一方で、国内における年間約7万人の心臓突然死のうち、7割以上が自宅で発生しているという。セコムは自宅での心肺蘇生法が重要とし、家庭へのAED普及に向けた取り組みとして、セコム・MyAEDを販売するとしている。
セコム・MyAEDは、レンタル方式のAEDを家庭での使用に合わせてパッケージ化した日本初のサービス。
AEDを収納するキャリングケースは、様々な置き方を想定して、どの角度からも「AED」と一目で認識できるデザインを採用。専用LTE端末により、機器故障や消耗品交換時期等をセコムがオンラインで管理。使用期限前に交換品を自宅へ送る。
AED本体のサイズは97×206×252mm(高さ×幅×奥行)、重さは約2.3kg(バッテリー・電極パッド含む)。キャリングケース収納時のサイズは130×235×295mm(高さ×幅×奥行)、重さは約3.6kg(AED本体含む)。
家族が誰でも操作できるように、AEDと心肺蘇生法(CPR)の訓練ができる「簡易講習キット」を付属。音声が出る簡易トレーナーにより訓練が行なえる。
また、救急隊によるスムーズな対応のため、既往歴やかかりつけ医の情報を記載した「救急情報」をAEDと一緒に保管できるようになっている。駆け付けた救急隊に救急情報があることを明示するための、玄関ドアに貼り付ける専用ステッカーも付属。
AEDの使用後、医療機関や消防機関が心電図を必要とする場合、セコムがAEDを預かることなく、オンラインでデータを取得して提供する。使用した消耗品については連絡すれば新しいものを発送するほか、盗難・破損時には無料でAEDを交換する。
さらに、日ごろの健康管理をサポートするため、セコムの看護師が預かった救急情報をもとに、電話での健康相談に対応する。
契約期間は5年間で、以降は1年毎の自動更新で最長10年まで。