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「ペダル踏違えて加速」を抑制。プリウスやタントに後付けの急発進抑制装置

トヨタ自動車とダイハツ工業はそれぞれ、運転者のペダルの踏み間違いによる事故の抑制、軽減を目的とした安全装置を、非搭載車に搭載するための商品を発表した。商品の対象車種は、トヨタがプリウスとアクア、ダイハツが2代目タント(L375型/L385型)で、両社とも今後対象車種を広げていくとしている。

ダイハツの後付け安全装置「つくつく防止」作動イメージ

トヨタの商品の名称は「踏み間違い加速抑制システム」で、価格は55,080円(税込)。

車両前後に超音波センサーを取り付ける

踏み間違い加速抑制システムは2つの機能を備えており、「機能1」では車両前後に取り付けた超音波センサーにより、前方または後方約3m以内にある壁などの障害物を検知してブザー音で注意喚起。それでもブレーキと間違えてアクセルを強く踏み込んでしまった際には、加速を抑制して衝突被害の軽減を図る。

「機能2」では、後退時に障害物を検知していない状態でも、約5km/h以上でアクセルを踏んだ場合、速度が出過ぎないよう加速を抑制する。

表示機

機能1の対象車は、2009年5月18日から2015年12月19日に販売されたモデル(G's、ウェルキャブ全車を除く)。機能2の対象車は2011年12月26日~2018年4月3日に販売されたモデル(G's、GR-SPORT、X-URBAN、CrossOver、ウェルキャブ全車を除く)。

なお、同システムはブレーキ制御を行なわないなど同社のICS(インテリジェントクリアランスソナー)の機能と同等ではなく、道路状況、車両状態、天候状態などによっては作動しない場合があるとしている。

トヨタ 踏み間違い加速抑制システム

トヨタの装置についてCar Watchで詳しく読む

ダイハツの商品の名称は「つくつく防止(ぼうし)」で、価格は34,560円(税込)。

つくつく防止 ロゴ

つくつく防止は、車両前後に取り付けるソナーセンサーが前後方3m以内にある障害物を検知し、運転者がアクセルペダルを強く、速く踏み込んだ場合に、システムがペダル踏み間違いと判断。コントローラーが燃料の供給をカットすることでエンジンの出力を抑制し、室内に取り付けたインジケーターとブザー音で運転者に警告。急発進を抑制する仕組みとなっている。

また、ソナーセンサーで前後方の死角にある障害物を検知して警告する「パーキングセンサー機能」も備える。

対象となる2代目タント(L375型/L385型)

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