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八重洲再開発。東京駅・バスターミナル直結で小学校も入る45階建ビル着工
2018年12月4日 12:58
三井不動産は、「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の第1弾、ブルガリ ホテルズ&リゾーツ日本初進出の「ブルガリ ホテル 東京」などが入る、超高層ビルの建設工事に着工した。地上45階、地下4階。総敷地面積は13,433m2、総延床面積は約 289,750m2。2022年8月竣工予定。
本プロジェクトは、東京駅前3地区で進行中の第一種市街地再開発事業の皮切りとなる、大規模複合再開発。A-1街区とA-2街区の2つの建物からなる。
地下1階でJR東京駅と接続し、また地下2階に大規模バスターミナルを整備するなど、交通結節機能を強化。隣接する八重洲地下街(ヤエチカ)とも直結する。
バスターミナルについては、東京駅周辺の歩道上に分散している高速バス停留所を集約。国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着する大規模バスターミナルになるという。本プロジェクトにおけるバスターミナルの広さは、約5,000m2。
高層階の40階から45階にブルガリホテルが入るほか、低層部には再開発区域内に所在していた中央区立城東小学校が再整備される。また、A-2街区には子育て支援施設(認定こども園)が整備される。
地下1階から地上3階は商業施設、4階と5階は交流施設が整備され、そのほか5階に東京駅をのぞむテラスも整備される予定。7階から38階はオフィスフロアとなる。
さらに、開発区域内外に電気と熱を供給するエネルギーセンターを設置。非常時にも、建物の復旧のために必要な電気の供給を受けられ、また帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫、災害用トイレ等、災害時における帰宅困難者のフォロー体制も整備するという。
デザインは、敷地に面している外堀通りが江戸城の外濠としての水路であったという歴史から着想を得て、船や帆をイメージしているという。デザインに起用したのは、シカゴのRiver Pointなどの作品があるPickard Chilton。