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JR品川駅ナカに集中空間。ブース型シェアオフィスを体験
2018年11月26日 18:15
JR東日本は、11月28日から始動する、駅ナカ設置のブース型シェアオフィスについて、実証実験に先立ち報道公開を実施した。一般利用の予約受付は開始されており、すでに1,000人以上が会員登録を済ませているという。
設置されるのは、JR品川駅、東京駅、新宿駅の3駅で、1人での使用を想定した「STATION BOOTH」が4ブースずつ、計12ブース設置される。今回報道公開が行なわれたのは品川駅。4ブースのうち、2ブースが個人を対象とした「STATION BOOTH personal」、残り2ブースが契約法人従業者専用の「STATION BOOTH business」となっている。
まず入場時は、ドアの横にあるモニターに表示されるQRコード画面を、Webサイト「STATION WORK」内にあるQRコード読み取り画面で読み取ると開錠される。
ブース内は、1人掛けのソファタイプのイスとデスクがあり、デスクには24インチのモニターが設置されている。また、電源や無料Wi-Fi、USBポートに、非常用ボタンも設置されていた。室内での食事は禁止だが、飲み物の持ち込みは可能。
扉を閉めると自動的に内側の鍵が閉まる。すると、周囲の音がまったく聞こえなくなることはないものの、集中力を阻害されない程度に環境音が聞こえる静かなプライベート空間となった。
室内環境については、暖房を完備しているだけではなく、アロマを試験的に導入。さらにカフェなどでの作業と比較して、遮音性に優れていること、完全な個室のためPCに表示されている内容を他の人に見られないなどセキュリティやプライバシーが守られることをアピールした。
実証実験での稼働率の目標は30%以上。実験結果を踏まえて、来年上期に本格展開をするという。今後はコワーキング型の「STATION DESK」、複数人が入れる個室型の「STATION OFFICE」の展開も予定されており、2020年までに3つのタイプの合計で30カ所程度に設置する予定と説明した。
また、ビジネス利用のほか、ちょっとした空き時間の休憩目的での利用も想定しているという。
予約はSTATION WORKで行ない、利用時間は15分、30分のいずれかを選べる。また20分以上の空きがあれば、予約をしていなくても利用できる。