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リストバンドをかざして「Visaのタッチ決済で」。お台場で体験

ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)と三井住友カードは、11月23日に東京・お台場のショッピングモール「ヴィーナスフォート」において、Visaのタッチ決済体験イベント「Visa Future Experience in Odaiba」を開催した。

イベントで配布されたリストバンド型プリペイドカード。国内でVisaのタッチ決済対応リストバンド型プリペイドカードが発行されるのはこれが初だ

このイベントでは、関連記事で紹介している、Visa非接触IC決済サービス「Visaのタッチ決済」に対応した「リストバンド型プリペイドカード」を来場者先着1,000名にプレゼントするとともに、VRコンテンツの体験イベントや、 Visaが世界的に展開しているアスリート支援プログラム「Team Visa」のメンバーでもあるBMX選手の中村輪夢選手のトークショーなどを開催した。

東京・お台場のショッピングモール「ヴィーナスフォート」で、Visaのタッチ決済体験イベント「Visa Future Experience in Odaiba」を開催

イベントで提供されたリストバンド型プリペイドカードには、あらかじめ1,000円分の金額がチャージ済みとなっており、ヴィーナスフォート内の店舗で実際の購買も体験できた。各店舗で通常通り買い物を行い、決済時に「Visaのタッチ決済で」と告げ、レジ横のリーダーにリストバンドをかざすことで決済が行なえる。リストバンドをかざして決済が完了するまでの時間は1秒ほどと、FeliCaベースの電子マネーに比べるとやや時間がかかる印象もあったが、スムーズな決済が可能だった。

また、リストバンド型プリペイドカードを利用したVRコンテンツの体験コーナーも用意。こちらでは、右腕にリストバンド型プリペイドカードを装着した状態でBMXを模したライドにまたがり、BMX選手の中村輪夢選手になりかわってBMXに乗りながらタッチ決済を疑似体験するという内容のコンテンツとなっていた。

Visaのタッチ決済を疑似体験できるVRコンテンツを用意
Visaのタッチ決済を疑似体験できるVRコンテンツを用意
配布されたリストバンド型プリペイドカードを腕に装着した状態
ヴィーナスフォートの各店舗でVisaのタッチ決済が利用でき、実際に物品の購入も体験できた
このように、リーダーにリストバンドをかざすだけで決済が完了

今回配布されたリストバンド型プリペイドカードは、プリペイドカード本体となる小型カードと、そのプリペイドカードを取り付けるリストバンドによって構成されていた。イベントでは、プリペイドカードをリストバンドに取り付けて腕に装着し、利用することを想定していたが、実際にはプリペイドカードのみでも利用でき、カードケースやスマートフォンのケースなどに装着した状態での利用にも対応する。

このプリペイドカードは、NFC Type A/Bに対応する近距離無線通信機能を内蔵しており、非接触によるタッチ決済を実現している。技術的には、国際標準規格の「EMVコンタクトレス」に準拠したものとなっているため、今回イベントが開催されたヴィーナスフォートだけでなく、日本全国のVisaのタッチ決済対応店舗や、海外のVisaのタッチ決済対応店舗でも利用できるという。

配布されたプリペイドカードの有効期限は2年で、金額チャージは専用ホームページ「三井住友プリペイドホームページ」のマイページから、インターネットバンキングまたはクレジットカードを利用して行なえる。チャージできる金額は、1回につき最大3万円、1日につき最大10万円となる。利用時には1万円未満はサインレスで決済可能とのことだが、1万円を超えるとPINの入力など個人認証が必要になるという(この金額は国や地域によって変わる)。

配布されたリストバンド型プリペイドカードは、小型のプリペイドカード本体と、プリペイドカードを装着するリストバンドで構成
このように、リストバンド内にプリペイドカードを取り付けて利用する
カード単体や、他のバンドやケースにカードを取り付けても利用できる
チャージは、三井住友プリペイドのマイページから、クレジットカードまたはインターネットバンキングを利用して行なう

Visaは、2018年を”タッチ決済元年”と位置付けているが、現在Visaのタッチ決済対応カードの国内発行会社は15社以上となり、加盟店も大手コンビニエンスストアやファストフードチェーンが対応したことで大きく伸びているという。また、それに伴いタッチ決済による決済額も大きく伸びており、順調に普及が進んでいるとのことで、今後も加盟店を増やしていくとともに、対応カードの発行枚数も伸ばしていきたいとのこと。合わせて、タッチ決済を広めていくために、様々なイベントを開催したり、CMも展開していきたいとした。