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キャッシュレス決済利用は88%、スマホ決済は12%。マクロミル調査
2018年11月19日 13:50
マクロミルは、11月13日にキャッシュレス決済に関する調査結果を発表した。キャッシュレス決済の利用率は88%で、スマホ決済は12%。また、現金派が最も多いのは20代女性という結果となった。調査方法はインターネットリサーチ。対象はマクロミルモニタ会員、20歳から69歳の男女1,000名。調査期間は10月19日から20日。
普段の支払い方法は「現金」が96%、「クレジットカード」が75%、「ICカード」が46%。現金と現金以外の支払い方法の併用率は84%で多くの人が現金とあわせて「クレジットカード」を中心とした“キャッシュレス決済”を利用している。この結果から、マクロミルでは現金以外の支払い方法を一切利用しない人が12%いると考察している。
スマホによる支払いは12%で、図書カードなどのプリペイドカードより少ない結果。決済方法については「タッチ型決済」88%、「QRコード決済」35%と日本では「タッチ型決済」が圧倒的多数派。
マクロミルは、スマホ決済を利用していない人にその理由を調査。「現在の支払いで満足しているから」が35%と最も多く、現金やクレジットカードなどの支払い方法で充分と考えられている模様。
「スマホを紛失したときに悪用されるのが怖い」が24%と紛失のリスクへの不安もあるが、「利用するための準備(アカウント取得・アプリのダウンロードなど)が面倒だから」23%、「持っているスマホに決済機能がない/決済アプリを入れていないから」23%など、そもそもスマホ決済を行なう環境にない人が多い様子も窺えるという。
自身の支払い方法についてキャッシュレス化したいかどうかでは、「キャッシュレス化をしたい」と回答したのは60%。キャッシュレス化をしたい人の進める上での懸念点は、「個人情報の流出」が47%、「災害などの非常時に利用できない」が41%、「システムダウンによる利用停止」が41%となった。
一方、「キャッシュレス化をしたくない」40%の人の理由で、最も多かったのは「お金を使いすぎてしまいそうだから」が62%。次いで、「カードやスマホを紛失した際のリスクが大きいから」が52%、「情報セキュリティ面に不安があるから」が52%。 セキュリティ面の不安のよりも“お金を使いすぎてしまいそう”という漠然とした不安が大きいようだという。
1番利用される支払い方法は「現金」で、65%。この結果を年代別に見たところ、20代が77%と高い割合。20代女性では83%で、「現金」を1番利用する割合が最も高くなった。