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渋谷再開発。桜丘口地区、2019年1月より解体工事着工(12/6撮影写真追加)
2018年11月12日 18:31
渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合(以下、再開発組合)と東急不動産は、ともに事業を進める「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」において、2019年1月より解体工事に着手することを発表した。2023年度竣工予定。
この事業は、渋谷駅南西部に広がる約2.6haの敷地を一体的に整備する再開発事業。施行地区は渋谷区桜丘町、道玄坂一丁目、各地内。敷地面積は約16,970m2、延床面積は約254,830m2。
街の利便性・快適性・安全性の向上を図り、先行して再開発が進む周辺地区と連携し、縦動線アーバン・コアや歩行者デッキの整備、都市計画道路および地下車路ネットワークを整備する。
歩行者デッキについては、立体的な歩行者ネットワークの整備により、地形の高低差や鉄道、幹線道路による地域の分断を解消。駅・周辺市街地との回遊動線を構築する。
都市計画道路および地下車路ネットワークについては、駅周辺の自動車交通の円滑化を図り、都市計画道路補助第18号線、都市計画駐車場、駅周辺の開発地区と接続する地下車路ネットワークを整備する。
中・高層部がオフィス、低層部が商業施設となるほか、住宅棟等が計画されている。また、外国企業・外国ビジネスマン等に対応した国際医療施設、サービスアパートメント、子育て支援施設の導入、および産学連携による渋谷発のベンチャーを育成する起業支援施設を整備するとしている。
そのほか、防災機能として、帰宅困難者の一時滞在施設、一時滞留スペース、防災備蓄倉庫の整備、自立性の高い電源としてコージェネレーションシステムおよび非常用発電機の導入が計画されている。
現在渋谷駅周辺では、「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指した、再開発プロジェクトが進行中。そのうち、渋谷ヒカリエが2012年、渋谷キャストが2017年、渋谷ストリームと渋谷ブリッジが2018年9月に開業した。
今後の予定は、渋谷スクランブルスクエア東棟が2019年度、中央棟・西棟が2027年度開業、南平台プロジェクトと道玄坂一丁目駅前地区が2019年竣工、渋谷駅桜丘口地区が2023年竣工となっている。