車中で事務処理できる大和ハウスの「移動現場事務所」が家庭用エアコン付の新型に

大和ハウスグループの大和リースは、車両内に事務所機能を搭載した「移動現場事務所」の新型車を開発。11月9日より販売開始した。車種はNV200バネットバン、NV350キャラバン、ハイエースバンで、5年リースで月額63,000円からとなる。

NV200バネットバン

ハイエースバン

• NV200バネットバン(日産)：5年リース月額63,000円～
• NV350キャラバン(日産)：5年リース月額82,500円～
• ハイエースバン(トヨタ)：5年リース月額83,200円～

移動現場車は、業務の効率化と労働時間の短縮を目指し、2016年より順次大和リースの支店・営業所18カ所に導入している。社員の声を元に、改良を加えた新型モデルとし、NV200ではヘルメット保管場所やサイドテーブルの追加、イスを折りたたみ式に変更した。ハイエースは、打ち合わせスぺースの確保や家庭用エアコンの導入などの変更を行なっている。

NV200バネットバン搭載設備

ハイエースバン搭載設備

車両内で事務処理ができる「移動する事務所」として使えるため、工事現場での作業・監督や遠方への営業を担当する社員が出先で業務を行なえ、事務処理のために会社に戻る移動時間を削減できるという。業務の効率化と労働時間の短縮に向け、まずは自社拠点に導入していたが、新モデル発売に伴い、建設業、保険業界、マスコミなどさまざまな業種への導入を目指すという。

【主な特徴】
• 移動先で事務処理が行なえるため、 会社へ戻るための移動時間が削減可能
• 現場事務所を建てる場所がない工事現場にも有効。車1台分のスペースで現場での事務処理が行なえる
• 長時間使用を考慮して外部電源取込口を設置。アイドリングでの騒音や排気ガスなどによる周辺環境への影響に配慮
• 収納棚やテーブル、 エアコンなどで快適に事務処理が行なえる

また、9月6日に発生した北海道胆振東部地震の際には、札幌市立発寒西小学校において、学校関係者や近隣住民の方々約200名に充電場所として移動現場事務所を提供した。