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東京オリンピック選手村が、大会後に人口1万人以上の「HARUMI FLAG」に

晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業の特定建築者11社は、開発区域のタウンネームを「HARUMI FLAG」に決定。オフィシャルサイトを10月31日にオープンした。

HARUMI FLAGは、約13haの広大な土地に、5,632戸の分譲住宅・賃貸住宅と商業施設の合計で24棟を建築するほか、保育施設、介護住宅などを整備。多様なライフスタイルを受け入れ、計画としては街の人口は約12,000人としている。

敷地配置図

直径約100mの拠点空間のCENTER CORE(中心広場)や、分譲街区に「SPORTS BAR」や「KODOMO PLAZA」など51室の共用室などを設置。街区をまたいで誰もが利用できるため、街に住む人の交流が生まれるという。敷地内にはバリアフリーなアクセシブルルートを設置し、各住宅棟の共用廊下も一般的なマンションよりも広い1.5mの幅員とする。

日本初の街区をまたいだ専用の光ケーブル網を使ったエリアネットワークにより、街全体のセキュリティ管理やエネルギーマネジメントなどを効率的に行なう。さらに都心直結の新交通システム「BRT」も運行が計画されており、HARUMI FLAGと新橋駅や虎ノ門が結ばれる予定。

三方を海に囲まれるHARUMI FLAGは、約3,900本、約100種類の樹木に包まれた自然環境が整っている。建造物の左右対称性をあえて崩す伝統的な手法「ダイナミックシンメトリー」を取り入れた。近隣地では、「晴海ふ頭公園」の再整備や次世代のエネルギーを供給する「水素ステーション」、交通結節点として「マルチモビリティー」が設けられる。

HARUMI FLAG

この事業は、東京2020オリンピック・パラリンピック選手村として活用後、新築住宅・商業施設として完成予定。