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ドライバーだけのコクピットが格好いいマクラーレン最速ロードカー「Speedtail」
2018年10月29日 20:43
「マクラーレン史上最速」というロードカー「マクラーレン Speedtail」が10月26日(英国時間)に発表された。175万ポンド(約2.5億円)からという超弩級の価格ながら、限定生産される106台の予約販売は完売とのこと。
普通の人には手も出ないようなスーパーカーの登場だが、そのスペック以外にも目を惹くのがシートの構成。前方のドライバーズシートは中央に配置、後方両サイドに2つのパッセンジャーシートを持つ「3シーターレイアウト」となっているのだ。
中央シート配置により、キャビン内はドライバーにとっては左右対称となり、視界を遮られることがない。そのため、前方の路面の状況を隅から隅まで把握でき、「ドライバーにシングルシートのコックピットのような感覚、自分がすべての操作の中心だという感覚をもたらす」という。
実は、このシート構成はマクラーレン初のロードカー(公道走行可能)である「McLaren F1」を引き継ぎ、さらに最新技術によりコクピットを構成したという。
コックピット内の照明は、ガラス内蔵のLEDにより提供。ボタンをタッチすると、エレクトロクロミック技術によりフロントガラスが暗くなる。コントロールは、ステアリング・ホイールの左右に配置されたタッチ操作対応のディスプレイに集約され、右側のディスプレイにはマシンのコントロール機能、左側のディスプレイにはインフォテイメント機能を装備する。
独自のカーボン・ファイバー製モノケージ構造を採用した全長5.2mのボディは、エアロダイナミクスを突き詰めたティアドロップ型のデザイン。計1050PSを発生するガソリンエンジンとエレクトリックハイブリッド・パワートレーンを搭載する。最高速はマクラーレン F1 ロードカーを上まわる403km/h(250mph)。詳細はCar Watchで紹介している。