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宇宙で取得した地球のデータを紹介。JAXA「Google Earth Voyager ストーリー」
2018年10月29日 18:08
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、Googleが提供する「Google Earth」のガイドツアー「Voyager」に、ロケットの打ち上げや人工衛星について学べる「Google Earth Voyager ストーリー」を公開した。
JAXAのGoogle Earth Voyager ストーリーは、「ロケットで宇宙へ」「さまざまな『目』で地球を見ると…」「地球を“まるごと”見る」の3章で構成。
「ロケットで宇宙へ」では、日本最大のロケット打ち上げ場「種子島宇宙センター」に始まるロケットの組み立てと打ち上げに必要な施設や、ロケットが宇宙へと飛んでいく様子、宇宙に届けられた人工衛星を地上から支えるチームの仕事などを紹介している。
「さまざまな『目』で地球を見ると…」では、様々な観測装置(センサー)を搭載した、いくつもの人工衛星(地球観測衛星)が打ち上げられていることを紹介。宇宙を飛ぶ人工衛星から地球がどのように見えているのか、それぞれの人工衛星がどのような役割を担っているのかが掲載されている。
「地球を“まるごと”見る」では、人工衛星が取得したデータから作られた“地球まるごとデータ”を紹介。森林・非森林マップ、平均海面水温(SST)、二酸化炭素濃度マップなどのデータが掲載されている。
また、JAXAのVoyagerストーリーの教育現場での活用を図り、JAXA宇宙教育センターが5つのレッスンプランを作成。レッスンプランはGoogle Earth Education Japanページで公開されている。