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ヤフー、不正広告対策でガイドライン改訂。誤タップ・誤クリック防止へ

Yahoo! JAPANは、アドフラウド(不正広告)の撲滅を目指し、広告配信に関わる各ガイドラインを改定、10月25日より適用する。

アドフラウドとは、広告費用に対する成約件数や広告効果などを不正に水増しするもの。サイトを訪れた人を広告で埋めつくされたサイトに飛ばしたり、広告を人の目には見えない状態にして表示し、実際に見られていない広告を「見た」とカウントしたり、ボットを使った無効なクリックを行なうといった不正が問題視されている。

こうした問題の解決のため、広告配信ガイドライン、広告実装ガイドライン、広告トラフィッククオリティガイドラインなど、広告配信に関わる書くガイドラインを改定する。

広告配信ガイドラインにおいては、実体不明なメディアを排除するため、運営者の条件を新設。「(1)メディアとしての知名度・実績があること」、「(2)広告配信先サイト内の情報に信頼性があること」を配信の条件に追加した。

また、誤クリック・誤タップによる収益を狙った不正を防止するため、実装方法に制限を追加。Webサイトやアプリにポップアップとして表示される「インタースティシャル広告」では、「ユーザーの行動を阻害しないタイミングで表示する」、「広告のクリック、タップ以外で広告から離脱できる選択肢(「×」「閉じる」ボタン等)があること」、「選択肢は広告に被らない箇所に縦44ピクセル、横44ピクセル以上でわかりやすく表示し、ユーザーの意図しないクリックを誘発しないこと」などを定めている。

また、「他のサイトから広告配信先サイトを強制的に表示して発生させるトラフィック」も禁止事例として明文化された。