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ヤフー、ドラレコ情報をAIで解析し、ガソリン価格などの視覚情報をテキスト化
2018年10月15日 14:39
ヤフーは、ドライブレコーダーから収集される動画データをAI技術で解析し、ガソリンスタンドのガソリン価格やコインパーキング・パーキングメーターの満空情報といった、道路沿いの視覚情報をテキスト化する実証実験を開始した。解析により得られる情報は、「Yahoo! MAP」や「Yahoo!カーナビ」など、地域情報提供サービスへの活用を目指すとしている。
実証実験では、ドライブレコーダーをヤフーの連結子会社であるアスクルのグループ会社、ASKUL LOGISTの配送用車両に搭載し、その動画データを解析する。
この実証実験を通じて、異なる事業者のガソリン価格やコインパーキングの満空情報を網羅的かつ高頻度に収集することを目指し、解析したデータの有用性を検証するという。また、渋滞や事故といった交通状況やレストランの行列状況など、あらゆる地域情報の活用可能性も探るとしている。
期間は2018年10月15日から2019年3月31日。エリアは東京都23区内。対象車両台数は、実証実験開始時は10台程度、11月上旬からは130台を予定。
なお、撮影される動画データは直接ヤフーが管理するサーバーに送信されるため、ASKUL LOGISTは動画データに一切関与せず、また動画データの解析にあたって、事前に自動車のナンバープレートや歩行者画像などはマスキング処理などを施し、個人を特定する目的では使用しないとしている。加えて、動画データの解析後には、収集した動画データ、およびこれを元に複製、編集されたすべての動画データを破棄するとしている。