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世界初8Kチューナー搭載テレビ登場。シャープ「AQUOS 8K AX1」は75万円~
2018年10月15日 11:57
シャープは、世界初の8K放送チューナー搭載液晶テレビ「AQUOS 8K AX1シリーズ」を発表した。60型、70型、80型の3モデルを用意し、11月17日より発売。店頭予想価格は75万円~200万円前後。幕張メッセで16日に開幕する総合展示会「CEATEC JAPAN 2018」で初披露する。
12月1日にスタートする新4K/8K衛星放送(BS 4K/8K放送)のBS 8K放送に対応した、世界初の8Kチューナー搭載液晶テレビ。
8K/7,680×4,320ドットの液晶パネルを搭載し、フルHDの16倍の高解像度を活かした、きめ細かくリアルな映像表現が特徴。目の前に実物があるかのような「臨場感」、「実物感」、物体の奥行きやふくらみなどの「立体感」をリアルに表現できる8Kの魅力をアピールする。
2017年に発売した「AQUOS 8K LC-70X500」は、8K液晶パネルを採用していたが、チューナーは地デジやBS/110度CSのみだった。AQUOS 8K AX1シリーズは、BS 8Kチューナーも、8K放送の受信と表示を1台で実現可能な、世界初の8Kチューナー内蔵テレビとなる。
また、BS 4K放送チューナー搭載テレビは、東芝や三菱から発表済で、シャープも11月17日い発売予定だが、BS 8K対応はAQUOS 8K AX1が初となる。
チューナーは、BS 8K×1とBS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×3。同時発売のシャープ製8TB HDD「AQUOS 8K HDD(8R-C80A1:実売12万円)」を接続することで、BS 8K放送の録画も可能。最大170時間の8K放送を録画できる。
なお、現在予定されているBS 8K放送は、「NHK BS8K」の1チャンネル。NHKのフラッグシップチャンネルとして、毎日約12時間放送し、「ルーブル美術館 美の殿堂の400年」、「世界三大オーケストラの響き」などの番組が放送予定。
BS 4K/8K放送の視聴には、アンテナや室内配線の対応も必要となる。ただし、BS朝日、BSジャパン、NHK SHV 4K、BS-TBS 4K、BSフジ、BS日テレ(2019年12月開始)のBS 4K 6チャンネルは、これまでのBSアンテナで視聴できる。
シャープは、BS 8Kチューナー「AQUOS 8Kチューナー」など、8K対応製品も多数発表。8Kを戦略事業と位置づけ、CEATEC JAPAN会場で紹介する。8K放送やテレビだけでなく、教育や医療への応用、自社クラウドを活用した8K IP配信など、シャープが推進する「8Kエコシステムプラットフォーム」を提案する。
詳細はAV Watchで紹介する。