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ビッグデータでユーザーをスコア化し、シェアリング審査に活用。ヤフーら実証実験
2018年10月10日 18:52
ヤフーは、保有するビッグデータをもとに独自のスコアを開発、活用することでYahoo! JAPAN IDユーザーに対する特典プログラムの実施、およびパートナー企業のサービス利便性向上や課題解決などを図る実証実験を開始すると発表した。実証実験には、約260社が加盟するシェアリングエコノミー協会や一休など12社1団体が参画する。
今回の発表では、様々なデータ(ヤフーの場合はYahoo! JAPAN ID)の基盤を活用して算出したスコアを、融資や審査などに活用するサービスへの参入を表明。実証実験では、ID連携パートナー企業を対象に、IDに紐づく様々なビッグデータをもとに機械的に算出したスコアを統計情報として提供し、IDを持つユーザーにどのような便益をもたらすことができるのかや、パートナー企業が抱える課題をどのように解決できるかなどを、各企業とともに検証するとしている。
例として挙げられているのは、シェアリングサービス領域における、スコアを活用した申し込み時の手続きの簡略化や保証金の免除、安心してモノの売買や貸し借りができる環境の構築、予約領域における、スコアに応じた先行的に予約できる特典の付与など。この施策は、2018年内に本格開始する予定で、まず特定の企業との実証実験を実施していくなかで、サービスとしての可能性を図りつつ、スコアの有効性やユーザーへの便益創出を目指すという。
ユーザーのプライバシーの保護に関しては、パートナー企業へのスコア提供はID連携時に掲出される「同意画面」において同意を得たユーザーのみとし、スコアの作成を希望しないユーザーにおいては算出を拒否できる仕組みを用意。ユーザーへの将来的なスコアの開示など、安心して利用できる環境を整備していくとしている。
実証実験に参画する企業・団体は下記の通り。
- アスクル株式会社
- 株式会社イーブックイニシアティブジャパン
- 株式会社一休
- OpenStreet株式会社(HELLO CYCLING)
- 株式会社カービュー
- 株式会社ガイアックス
- コスモ石油マーケティング株式会社
- 一般社団法人シェアリングエコノミー協会
- ソフトバンク株式会社(BLUU Smart Parking)
- 株式会社TableCheck
- パスレボ株式会社
- バリューコマース株式会社
- 福岡ソフトバンクホークス株式会社