ニュース

ホームページ作成の「ジオシティーズ」が'19年3月末終了。21年の歴史に幕

ヤフーは、ホームページ作成サービスの「Yahoo!ジオシティーズ」を2019年3月末で終了する。サービス終了の理由については「一言では説明できません」としており、「採算面や、今後システムを維持するためのテクノロジーに関する複数の課題などを総合的に判断した結果、これ以上の継続は難しいという判断に至った」という。

ジオシティーズ(geocities)は1994年アメリカで誕生。誰でも簡単にホームページを開設できる仕組みや、ストリート名と番地を選んでホームページを開設するという、仮想の都市を作る試みにより、インターネット初期の代表サービスの1つとなった。

日本では、1997年に日本法人ジオシティーズ株式会社が設立。2000年からはYahoo!ジオシティーズとして運営してきたが、アメリカでの誕生から24年、日本法人設立から21年、Yahoo!ジオシティーズとなってから18年でサービス終了となる。なお、アメリカを始め各国で提供されたジオシティーズは2009年にサービスを終了しており、残すは日本のジオシティーズのみとなっていた。

2000年当時のYahoo!ジオシティーズ

ホームページの表示は2019年3月31日まで、多サービスへの転送設定などは9月30日に停止予定。FTPによるデータダウンロードは、2020年3月31日まで提供し、同日をもって全データを削除する。有料プランの購入や変更は'19年1月10日まで、

サービス・機能ごとの終了スケジュール

ヤフーでは、「インターネット上に残された多くの遺産や、現在も積み上げられている情報の蓄積が消えてしまうのはインターネットを愛するスタッフ一同としても残念な思い」としており、代替サービスや引っ越し方法について案内している。