感染予防から、ゲーム、5G、映える写真に快適ショッピングまで、多様なシーンに対応する1台

「arrows NX9 F-52A」がニューノーマル時代にジャストフィット!

2021/03/01 | 日沼諭史

この1年で人々のライフスタイルは大きく様変わりした。仕事や買い物はできるだけオンラインでこなし、外出するときも人混みを避けるようになった。自宅で、あるいは1人で過ごす時間が長くなったおかげで、動画コンテンツやゲームを楽しむ機会が増えるなど、自然とスマートフォンとの付き合い方も変わってきた。筆者以外にもそういう人は多いかもしれない。

スマートフォンの使い方に変化があれば、そこに求める機能や性能も違ったものになってくる。たとえば普段の生活のなかでスマートフォンに触れた時、「こういうことができればいいのに」と感じるポイントが増えてきてはいないだろうか。今回紹介する「arrows NX9 F-52A」(以下、arrows NX9)は、まさにそんな「こういうことができればいいのに」の数々をかなえてくれるスマートフォンになっている。

感染予防につながる除菌、消毒、手洗いと一緒に丸洗いが可。arrowsならではの耐久性能も健在

最初に注目したいarrows NX9の特長は、「清潔に使える」こと。感染予防のためにうがいや手洗い、殺菌・消毒が推奨されている昨今、よく手にするスマートフォンもキレイにしておきたいもの。arrows NX9であれば、泡タイプのハンドソープや食器用洗剤で丸洗いができ、さらにアルコール除菌シートやスプレータイプのアルコール・次亜塩素酸水による除菌・消毒まで可能になっている。

泡タイプのハンドソープで丸洗い

このあたりの対応の迅速さは、2018年にいち早く「洗えるスマホ」をリリースし、その後も基本性能として泡タイプのハンドソープなどでの手洗いに継続的に対応してきたarrowsシリーズならでは、と言えそう。ほとんどの場合、スマートフォンは自分だけが使うものではあるけれど、画面を相手に見せたり、画面に触れて操作してもらったりすることもありうる。常に除菌・消毒して清潔さを保っておけば、互いに安心できるに違いない。洗い方や除菌・消毒についてはarrowsのサイトで詳細を確認してほしい。

●洗い方:https://www.fmworld.net/product/phone/f-52a/wash/index.html
●除菌・消毒:https://www.fmworld.net/product/phone/f-52a/clean/index.html

アルコールスプレーを使った消毒も可能

こうした液体の侵入を阻む防水性能(IPX5/IPX8)は、高湿度環境にも対応する設計になっているため、「お風呂スマホ」を楽しめるのもポイント。そして、米国国防総省のMIL規格23項目については、これまでのarrowsシリーズを継承する形で準拠しており、相変わらずの高い耐久性能を誇る。

なかでもユーザーとしてうれしいのが、誤って落としてしまっても壊れにくい耐衝撃性能だ。スマートフォンを手に持って立った状態を想定した1.5メートルの高さから落下させても、動作するのはもちろん、高強度ガラスの採用で衝撃による画面割れを抑えている(※)。スキー場のような低温下(最低マイナス20℃)や、真夏の猛暑(最大60度)のなかでも動作する設計になっており、どんな場所でも普段と変わりなく使い続けられるタフネスさは、arrows NX9の所有感を刺激する要素の1つともなっている。

立体的なディスプレイガラスで強度確保は難しいのではないかと想像するが、1.5メートルの高さから落としても画面割れを低減する設計になっているという

(※)高さ1.5メートルから26方向でコンクリートに落下させる試験をクリア(2020年9月。富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社調べ)。無故障・無破損を保証するものではありません。

除菌、消毒、手洗い可能な「arrows NX9」はコチラ

快適なゲームプレーを実現する、ハイエンドに迫るスペックと機能

arrows NX9が搭載するチップセットは、クアルコムのQualcomm® SnapdragonTM 765Gというもの。7xxシリーズはハイエンドの8xxシリーズに次ぐパフォーマンスを誇り、末尾に「G」が付くSnapdragon 765Gは、そのなかでも動作クロックとグラフィック性能が一段引き上げられていることを示している。つまり、ゲームをより快適にプレーできる性能を備えている、ということだ。

ハイエンドスマートフォンに匹敵する8GBもの大容量メモリを搭載しているのも、それを後押しする。スマホゲームであっても、家庭用ゲーム機やパソコンのゲームと同じように、近年はグラフィックの向上が著しい。リッチな映像のゲームを満足に動作させるには、できるだけ大容量のメモリを備えていることが理想だ。「ゲーム向け」とも言えるSnapdragon 765Gチップセットと大容量8GBメモリの組み合わせは、ステイホームでゲームで遊ぶことが多くなったユーザーにぴったりの性能と思える。

ただし、実際のゲームプレーの快適さは温度に大きく左右されてしまう。高い実力をもつチップセットほど高速動作時に温度が上がりやすく、熱暴走を防ぐために自動的に性能を落とす仕組みになっていることに注意したい。せっかくの高性能も、長時間続かなければ意味がないのだ。しかしarrows NX9では、独自に設計したフレーム一体型の「ベイパーチャンバー」という放熱機構を備えることで、熱を効率的に発散させて安定した高速動作を可能にしている。

独自設計の放熱機構「ベイパーチャンバー」によって安定動作を実現している

そのうえで、プロeスポーツチームの「REJECT」とタッグを組み、端末性能をゲームプレーにも最適化させる形でチューニングしたという。なので、標準の設定でも十分に高いパフォーマンスでゲームをプレーできるけれど、もし自分の好みやプレーするゲームに合わせて調整したいなら、ゲーム向けに動作をカスタマイズできる「ゲームゾーン」機能を活用したい。

インストールしたゲームは「ゲームゾーン」からも起動可能。ゲームごとにパフォーマンス設定などもできる

より滑らかに表示する「性能優先」や電池もちに配慮した「電池優先」などから選択可能

ゲーム画面を表示するときの明るさもゲームごとに変えられる

このゲームゾーンには、プレー中のゲーム画面を録画する機能や、ライブ配信サービス「Mildom」を通じたゲームの実況動画も見て楽しめる。ただゲームで遊ぶだけでなく、より自分好みの設定を探りたい、動画配信して他のユーザーとつながりたい、というときにもarrows NX9の性能が背中を押してくれる。

画面左端に見える「ゲームバー」をスライドさせると、録画のスタート・ストップなどができるツールが表示

プレーの様子を最大1時間録画可能。画面上部の録画中を表すボタンなどは目立たないように小さく表示することもできる


リズムゲームもスムーズに動作。ディスプレイガラスの滑りの良さもあってプレーしやすい

そして、細かいながらももう1つ付け加えたい点が、イヤフォンジャックが用意されていること。ヘッドフォン(イヤフォン)のワイヤレス化の流れもあって、最近ではヘッドフォン端子を搭載しない機種も増えてきている。ただ、ワイヤレスヘッドフォンではどうしても音の遅延が発生してしまう。オンライン対戦型アクションのようにシビアな操作タイミングが要求されるジャンルのゲームでは、「音」が重要な手がかりになっているため、遅延のない有線ヘッドフォンが使えるかどうかは重要だ。

イヤフォンジャックを装備(音声遅延のない有線イヤフォンを使える)

使い慣れた既存のヘッドフォンを変換プラグなどを介さずに直接つなげるのは、本気でゲームを楽しみたい人にとっては意外と引きの強い部分ではないだろうか。高速・低遅延のインターネット通信が可能な5Gにも対応しているので、いずれ気兼ねなく外出できる状況になれば、5G通信が可能なスポットに出かけて、他のプレーヤーより有利なネットワーク環境で対戦する、なんて戦術も考えられるかもしれない。

有線ヘッドフォンを直接つないで、高音質、低遅延でゲームを楽しめる

ステイホームのでゲームを楽しむのにぴったりなスマートフォンはコチラ

あらゆるシーンも広く、鮮やかに、楽しく撮影できる高機能カメラ

ステイホームが続いているが、息抜きしたいときは密を避けるために人の少ない場所を選んで出かけることもあると思う。そして、これまでに見たことのない風景に出会うこともあるだろう。そうすると、やはり写真に残しておきたくなるものだ。

ここぞという場面できれいに、確実に、そのときの感動をすぐに思い出せるような写真を撮影できるかどうかは、もちろん「腕」も必要かもしれないけれど、大部分はスマートフォンのカメラの機能・性能によることになるだろう。そういう意味でもarrows NX9は、頼りがいがあって、しかも面白いカメラ機能を備えている。

広角と超広角、そしてポートレート撮影用の深度カメラという3つのアウトカメラを搭載

まず1つ目に紹介したいのが、超広角カメラだ。arrows NX9は3つのアウトカメラを備え、メインの広角カメラ(約4850万画素)と超広角カメラ(約800万画素)、それにポートレート撮影で使う深度カメラ(約500万画素)という役割分担になっている。メインの広角カメラは、最大8倍までのデジタルズームに対応することもあって、ほとんどのシーンをまかなえる。けれど、広大な風景を余さず撮りたいと思うときは超広角カメラが役に立ってくれる。

広角カメラで撮影した風景

超広角カメラで撮影した風景

上の比較写真を見るとわかるように、超広角カメラでは明らかに風景を広く捉えてくれる。これは屋外の風景に限らず、狭い場所で撮影するときにも便利に感じることが多い。たとえば引きで撮りたいのにそれ以上後ろに下がれず、人や部屋の全体をフレームに収められない、なんて困った経験はないだろうか。筆者のこぢんまりした狭い我が家では、ベストなアングルで撮影しようと思うと、超広角カメラが必須だったりもする。ステイホームが続く今だからこそ、超広角カメラの出番はなかなかに多いのだ。

広角カメラで撮影した狭い場所

超広角カメラなら無理に下がらなくても視野を広くとれる

次に挙げたいのが、「Adobe Photoshop Expressモード」。フォトレタッチソフトとして有名なAdobe Photoshopのノウハウを受け継いだこのモードを使うと、何げなく撮影した写真であっても一瞬で「映える」1枚に仕上げてくれる。逆光のなかで撮影してしまい、暗く写ってしまった被写体もしっかり細部まで見えるように自動補正されるし、夜のきらびやかなイルミネーションも、沈んでしまった奥の風景が浮かび上がるように補正され、全体として雰囲気のある見た目になる。

通常のモードで撮影した逆光写真。このままでも充分キレイに撮影できているが、さらにこだわりたいならAdobe Photoshopモードがオススメだ

「Adobe Photoshop Expressモード」で撮影した逆光写真。明るすぎて白飛びし、輪郭が消えている花びらや、暗く沈んでいる部分がはっきり見えるように

イルミネーションも通常のモードでここまでキレイに撮影できる

「Adobe Photoshop Expressモード」で撮影したイルミネーション。背景や空の様子がわかるようになり、きらびやかさも一段と増した

そしてもう1つ、arrows NX9独自の面白いカメラ機能が「ワイプ撮影モード」だ。これまでは家族写真を撮るときに、どうしてもそのなかに入れない人がいた。要するに撮影者(筆者)が犠牲になっていたわけだ。今のご時世、通りすがりの人にスマートフォンを渡してシャッターを切ってもらうのも気が引ける。それに、シャッターチャンスというのは思いがけないタイミングでやってくるもの。逃さずにパッと撮って、できれば一緒に写りたい、と思うことがよくあるのだ。

ワイプ撮影モードを使うことで、今までは不可能だったそんな撮影方法が可能になる。アウトカメラでメインの被写体を捉え、同時に隅に表示される小さい窓にインカメラで捉えた自分の姿が写り込む。1枚の写真で、半ば仮想的にカメラの「向こう側とこちら側」を写すことができるのだ。家族が見せた驚きの瞬間を、自分の表情とともに写真に残す、という使い方はとても新鮮で楽しい。

ワイプモードで撮影。驚きの瞬間を自分の表情とともに写真に残せる。さらにワイプは形やサイズ、場所もアレンジ可能

「きれいに、楽しく」撮影できる高機能カメラを搭載するarrows NX9はコチラ

ネットでもリアルでも、ショッピングが超楽ちんになる独自ランチャー

自宅で過ごす時間が長くなるほど、仕事空間や生活空間をもっと快適にしたい! と思うようになり、毎晩のようにスマートフォンでECサイトを巡っている筆者。仕事が忙しいときはフードデリバリーのアプリで昼食を注文するし、近所のお店ではポイントカードや電子マネーを使えるところがどんどん広がって、レジでスマートフォンの画面を表示したり、かざしたりすることも増えてきた。

ネットでもリアルでも、買い物のときはスマートフォンの出番。arrows NX9は、各種電子マネーで支払いが可能なおサイフケータイ機能を備えているのはもちろんのこと、買い物のあらゆる場面を便利にする独自の「FASTフィンガーランチャー」をはじめとする「FAST○○」という機能も用意している。

もちろんおサイフケータイに対応し、電子マネーで買い物できる

まず、お店で買い物するときにぜひ使いたいのが、arrows NX9の指紋認証機能と連動させられる「FASTフィンガーランチャー」。これには2つのモードがある。1つはディスプレイに埋め込まれた指紋センサーに指をかざして認証したとき、あらかじめ登録しておいたアプリを即座に起動させることができる「ダイレクトモード」だ。指紋登録可能な5本の指それぞれに別のアプリの起動を割り当てられるようになっている。

「FASTフィンガーランチャー」の設定画面。「ダイレクトモード」では指紋登録可能な5本の指それぞれにアプリを1つ割り当てられる

ロック画面で指紋認証すると……

すぐにアプリが起動

もう1つは「ランチャーモード」で、指紋認証時に指をそのまま押しつけた状態にしていると、あらかじめ登録しておいた複数のアプリアイコンが周囲に表示され、起動したいアプリアイコンの上で指を離せば即座にそのアプリが立ち上がる仕組み。このモードでは1本の指に4つまでのアプリを登録しておけるので、最大20個のアプリ起動を手早く行えるようになる。

「ランチャーモード」では指紋1つあたり4つのアプリを登録しておける

指紋認証時に指を押しつけたままにしているとランチャーが起動

よく使うアプリを登録しておく、というのがこのランチャー機能の一般的な活用方法になるわけだけれど、ここにたとえばポイントカードアプリを登録しておけば、レジで手間取ることなく画面にバーコードなどを表示できる。忙しいなかでフードデリバリーを利用したくなったときにも、指一本で認証すると同時に、素早く料理を注文することが可能だ。配達状況を知りたくなったときにサッとアプリを開いて確かめられるのもうれしい。

オンラインショッピングでは、「FAST ARサイズチェッカー」と「FASTショッピング」が活躍する。「FAST ARサイズチェッカー」は、カメラ映像に3D CGで再現したオブジェクトを重ねて表示できるもの。使い方は、ウェブサイト上で家具などの商品のサイズ情報をテキスト選択し、サブメニューから「AR表示」をタップする方法と、カメラのモード切り替えで「ARサイズチェッカー」を選んで大きさを入力する方法の2通りがある。部屋に設置したとき、思った通りの場所に収まるのか、どんな見栄えになるのかを仮想的に確認できる機能だ。

カメラのモード切替から「ARサイズチェッカー」を起動したところ。大きさを入力する

買おうと思っている家具が部屋のスペースに合うかどうかを確かめられる

また「FASTショッピング」を使うと、ウェブサイト上などに掲載されている商品の名称や型番を「なぞってコピー」という機能でなぞり、メニューから「dショッピング」 を選択するだけでその商品を検索、表示してくれる。欲しいものを見つけたとき、簡単な手順で購入手続きを進められるわけだ。いちいちテキスト入力して検索することも、似たような商品が無数に現れて混乱することもなく、本当に欲しいものを手早く、お得に購入することができるだろう。

気になる商品を見つけたら画面端からスライドインランチャーを引き出し、「なぞってコピー」を選択

商品名や型番をなぞる

ポップアップされるメニューから「dショッピング」を選択

商品の購入サイトにすぐにアクセス

ネットでもリアルでも、ショッピングが捗るスマートフォンはコチラ

今だからこそ、実用性能でスマートフォンを選ぶべき

そんなわけで、arrows NX9は、感染防止につながる手洗い、除菌・消毒が可能な性能や、ゲームのような負荷の高い処理も楽々こなすパフォーマンスをもっており、まさしくニューノーマルにジャストフィットした端末と言える。屋外でも自宅でも重宝する超広角カメラや多彩な撮影モード、ネットとリアルのどちらの買い物も便利にする「FAST○○」の機能は、今だけでなく今後自由に外に出かけられるようになったときにも大いに活躍してくれるはず。

CPUの高速さやカメラの画素数、風変わりなギミックなど、単純なハードウェア性能だったり尖った機能だったりに目がいきがちなスマートフォン。だけれど、こういう時代だからこそ、普段の生活のなかでどんな風に実用的に使えるのか、しっかり見極めて選ぶことが大切ではないかと思う。arrows NX9が、その候補の筆頭として挙がるだけの実用性能を秘めていることは間違いないだろう。

ニューノーマル時代に実用的に使えるarrows NX9はコチラ

arrows NX9 F-52A