とにかく疲れることの多いこの世の中。すし詰めされた電車に揺られて通勤し、朝早くから夜遅くまで働きづめ。たまの休みも早朝から子供に叩き起こされ、遊びに連れてけとせがまれる。……これはあくまでも例え話で、筆者の生活とは無関係だが、現代では生活のために日夜働く漢(おとこ)たちが安らげる場所が少ないことは確かだ。
それでも、独りきりになって日々の煩わしさを忘れさせてくれる場所は、ごくわずかではあるけれど、存在する。そんな漢のオアシスにふさわしいアイテムが、富士通の最新スマートフォン「arrows NX F-01J」。自分だけの空間(へや)で、自分だけの時間(とき)を過ごさせてくれる最高の相棒(バディ)となり、安らぎと贅沢の極致へと誘うであろう。
ハイレゾを心ゆくまで堪能できるトイレ
確実に孤独になれる場所、そこはトイレ(大)。ゆったりと腰を降ろし、蓄積した日々のインプットをアウトプットできるだけでなく、自宅のなかでおそらく最も狭い部屋であり、その窮屈さから気持ちを落ち着かせるのにもちょうど良いと感じる人も多いはずだ。
じっくり考え事をするのにトイレは最適だけれど、F-01Jがあれば極上の癒やしタイムを演出できる。オーディオ機器メーカーのオンキヨーと共同で開発したというイヤフォン端子からのサウンド出力は、原音をより忠実に再現するハイレゾに対応するのはもちろんのこと、歪みを徹底的に排除し、明るく解像感の高い音を響かせる。
さらに従来機種から引き続き音響技術「Dolby Audio」を搭載しているため、音楽、映画、ゲームなどそれぞれに最適な音質に調整して、臨場感の高いサウンドを実現できる。没入感の高い環境を容易に手に入れられるのは、四方を壁に囲まれたトイレという個室ならではのメリットと言える。
トイレの間じゅうずっとF-01Jを手に持っているとくたびれてしまう、という人は、壁に立てかけて使うのもおすすめ。端末側面から背面にかけて覆っている樹脂カバーにすべりにくいマット処理が施されているため、縦方向や横方向に立てかけて動画などを楽な姿勢で見ることができる。「ハイパーダイヤモンドタフコート」で守られていることもあり、立てかけた程度で傷が付くことはまずない。
水濡れもなんのその。お風呂で至極のリラックスタイム
温かいお湯に浸かり、疲労した身体を癒やす風呂場も、漢のオアシスの1つ。ご存じの通り、米国防総省の物資調達基準であるMIL規格の14項目に準拠しているF-01Jは、温度・湿度の高い浴室での使用にも対応する高い防水性能を備え、いわゆる“お風呂スマホ”がこれ以上にないほどはかどる端末だ。
これまでのarrowsシリーズでもお風呂対応のものはあったが、少し不便だったのが端末のロック解除操作。例えば指紋認証搭載機種だと、指が水に濡れてしまうと指紋を正しく認識できなくなり、その場合は結局パターン入力やパスワードといったバックアップ用の認証方法でロック解除するしかなかった。
ところが、F-01Jに搭載している人の瞳を判定する虹彩認証機能「Iris Passport」であれば、水濡れの影響はほとんどない。虹彩認証に用いられる赤外線カメラ部分が水滴や湯気で完全に隠れてしまわない限り、いつもと同じように虹彩を認識してすぐにロック解除可能だ。
特にF-01Jでは、前モデルのF-02Hから比べても虹彩認証の精度と速度が大幅にアップ。明るい場所や手ぶれしているような時でも瞬時に認識して、ストレスなく端末を使い始めることができるようになっている。外への音漏れも少ないユニットバスでは、端末のスピーカーから音を出し、ストリーミング動画を遠慮なく楽しんで英気を養いたい。
“秘密基地”的なロフトで、俗世間から離れてのんびり過ごす
漢という生き物は“秘密基地”が大好きだ。誰の目にも届きにくい、狭くてちょっと薄暗く、他よりも高い場所は、だいたい“秘密基地”になりうる。つまり、そこも漢のオアシスだ。引っ越し先の物件を探す時も、ロフトや屋根裏部屋付きの家に、なんとなく魅力を感じるのではないだろうか。
例えば、賃貸物件でも比較的多いロフトで、手足を思い切り伸ばして横になり、目を閉じてヘッドフォンをかけ、F-01Jでハイレゾミュージックを流してみれば、まるで天蓋付きのベッドに寝転んでいるような極上の気分に浸れる……気がしないでもない。天井に近い場所ということで、室温がやや高めである点には注意したいが、“秘密基地”ということもあり、扇風機や冷たい飲み物、食料なんかも持ち込んで、“長期戦”を想定して臨もう。
“長期戦”でロフトに居続ける場合は、電池もちが気になってしまうかもしれない。でも、充電器を持ち込めば当然ながら何の問題もないし、もしそうでなくても、F-01Jなら3日間使い続けられる電池もちを実現しているので、気が済むまでロフトで暮らせるはずだ。
そして、ロフトがやや薄暗い時は、F-01Jが標準で備える「ブルーライトカット」機能も活用したい。画面から放射される青白い光は、目に悪影響があるとされているが、通知パネルからブルーライトカットをワンタッチでオンにするだけで、画面全体の色味が自動調節され、目の負担を減らしてくれるだろう。
家の外に追い出されても、arrows NXはしっかりサポートしてくれる
もしかすると、家庭をもつ世の男性の中には、家の中にすら居場所がすっかりなくなってしまった、なんていう人もいるかもしれない。残された場所は屋根の上。そこまでしてマイホームの近くに居続ける意味があるかはともかく、冬の寒空の下、屋根で過ごす人に対しても、F-01Jは心と手を温かくしてくれる機能が満載だ。
1つは高速、高機能なネットワーク。下り最大262.5MbpsのPREMIUM 4Gに対応し(東名阪の一部エリアに限る)、超高速なデータ通信でWebブラウジングも、ストリーミング配信も、ダウンロードも快適に行なえる。従来からarrowsシリーズが搭載している「マルチコネクション」機能を使えば、Wi-Fi通信との同時通信でさらに高速化が可能だ。家の外なので、宅内のWi-Fiとの接続が不安定になる場合もあるかもしれないけれど、そんな時でもマルチコネクションの「安定通信」モードに切り替えればスムーズに通信できるのも特徴となっている。
とはいえ冬の寒い時期に屋根に上ると、凍えてスマートフォンを使うどころではないのでは、と思われるかもしれない。手袋をはめてしまうと、たしかにフツーのスマートフォンなら操作できなくなってしまうが、F-01Jなら手袋をしていても大丈夫。「手袋タッチ」機能をオンにしておくことで、普段と何の変わりもなく、手袋のまま画面をタッチ操作できる。
晴れ渡った明るい空の下、直射日光にさらされるような状況でも、画面を最適な輝度に調整する「スーパークリアモード」のおかげで常に画面が見やすいことも付け加えておきたい。反対に、もし太陽が雲に隠れてしまっても、すぐに自動検知して画面を暗めにしてくれるので、やっぱり見やすさは変わらず。F-01Jは、こんなシチュエーションまでしっかりサポートしてくれるのだ。
しかし、屋根の上はやっぱり危ない。いくら1.5メートルの高さから、26方向で落としても画面割れしないという頑丈さがウリのF-01Jでも、屋根の上から落としてしまってはさすがに耐えられないと思われる。そもそも端末だけでなく自分自身も落下すると命に関わるので、できるだけ家の中で独りになれる癒やしの場所を見つけたいところだ。
ラグジュアリーな雰囲気にも似合う高い質感のスマートフォン
以上のようにarrows NX F-01Jがあれば、家族らに邪魔されることもなく、漢のオアシスである自宅のトイレも風呂も、ロフトも、そして屋根上も、今までにない快適さと癒やしを堪能しながら過ごせることがお分かりいただけたはず。
人によっては、書斎や本当の隠し部屋など、漢のロマンあふれるくつろぎ空間を所有している場合もあるだろうけれど、7.7mmという薄さで7000番台のアルミ合金をフレームに用いた質感の高いF-01Jは、そんなラグジュアリーな雰囲気にも似合うフォルムになっている。
生活のあらゆる時、あらゆる場所に、いつでも違和感なく寄り添ってくれることを実感する富士通の新たなフラッグシップ端末arrows NX F-01J。ぜひあなたが一番落ち着けるオアシスに持ち込み、F-01Jがもつさまざまな機能を使いこなしながら、最高のバディとして長く付き合っていってほしいと思う。