141グラムの超軽量ボディに4倍速有機ELディスプレイを搭載
快適なユーザビリティとハイパフォーマンスを
高次元でバランスさせた新世代モデル「AQUOS zero2」
特別企画
|2020/01/22|提供:シャープフラッグシップモデル「AQUOS R」シリーズ、必要十分を追求した定番モデル「AQUOS sense」シリーズを展開するシャープのスマートフォンAQUOSのラインアップにおいて、これまでのモデルとは違ったアプローチで注目を集めた新世代モデル「AQUOS zero」。その後継モデルとなる「AQUOS zero2」が発表され、NTTドコモ、au、ソフトバンクから発売されることになった。ひと足早く実機を試すことができたので、その仕上がりをチェックしてみよう。
「スマートフォンを持ち歩く」ということ
常に自分の手元にあるスマートフォン。外出するとき、移動するとき、アプリやサービスを使うとき、自宅やオフィス、学校、ビジネスタイムからプライベートタイムなど、一日24時間のほとんどの時間、スマートフォンは自分のそばにある。
常に身近にあるスマートフォンだが、その「持ち方」や「持ち歩き方」のスタイルは人によって、さまざまだ。シャツの胸ポケットやジャケットの内ポケットに入れる人もいれば、パンツのポケットに入れる人、ベルトで腰に提げる人、カバンに入れて持ち歩く人など、いろいろなスタイルがある。筆者はケータイの時代から、ネックストラップを付け、首から提げるスタイルが好みで、今でもネックストラップを愛用中だ。
スマートフォンの良さを決める要素として、これまでチップセットの性能や画面の大きさ、カメラの性能などが語られることが多かった。もちろん、こうしたハードウェアのスペックも大事だが、もっと根本的に大切な要素がある。それは「重量」であり、「サイズ」だ。スマートフォンは十数年の進化の中で、画面の大型化が進み、より長い利用時間というニーズに応えるため、バッテリーの大容量化が図られてきた。その代償として、ボディサイズは大きくなり、重量は増えてきた。なかには大きすぎるボディ、200gを数十gもオーバーするヘビー級で、「使いやすさを損なってしまっているのでは?」と感じさせるモデルも散見される。
そんな『重厚長大』な潮流へのアンチテーゼとも言えるのが2018年12月にソフトバンクから発売されたシャープ製端末「AQUOS zero」だ。フラッグシップと同じスペックを持ちながら、自社開発の有機ELディスプレイを初搭載し、さまざまな軽量化を図ることで、140g台という軽さを実現した世界最軽量(発表当時)のモデルとして、注目を集めた。同クラスのディスプレイを搭載するライバル製品が200g程度であることを考慮すると、3/4という軽さを実現したことになる。
こうしたボディの軽さは、当然のことながら、スマートフォンを持ち歩き、使い続けていくうえで、非常に大きな効果をもたらす。前述のように、スマートフォンは常に自分の手元にあるものだからこそ、その軽さはあらゆるシーンにおいて、自分への負担を軽減することに結び付く。胸ポケットに入れておいてもシャツやジャケットのスタイルが崩れず、首から提げていても首や肩への負担は少ない。実際に操作するとき、少し長時間使い続けるときなどでもユーザーへの負担は抑えられ、ストレスなく、いつでも快適にスマートフォンを使うことができるわけだ。
そんな超軽量モデル「AQUOS zero」の後継モデルとなるのがいよいよ発売される「AQUOS zero2」だ。大画面の有機ELディスプレイを搭載し、軽量を追求するというコンセプトを継承しながら、従来モデルをさらに進化させた魅力的な製品に仕上げられている。前回はソフトバンク向けとSIMフリーモデルが発売されたが、今回はNTTドコモ、au、ソフトバンクから発売される。
徹底して追求された軽さと強度
今回発売されるAQUOS zero2は、昨年9月にシャープが発表した際、ディスプレイの大型化などを図りながら、従来モデルよりも3gの軽量化を果たした「143g」を実現したとアナウンスされた。ところが、その後、開発が進むにつれ、さまざまな見直しがあり、最終的な重量はさらに軽い「141g」を実現したという。これは言うまでもなく、従来モデルのAQUOS zeroが達成した『世界最軽量』(※)の更新になる。
※画面サイズ6インチ以上で、電池容量が3,000mAhを超える(公称値)防水(IPX5以上)対応のスマートフォンにおいて世界最軽量約141g。2019年11月26日現在、シャープ調べ。
では、この軽量化をどのようにして、実現したのだろうか。まず、ボディの骨組となるフレームについては、従来モデルに引き続き、マグネシウム合金を採用している。マグネシウム合金は他製品が採用するアルミニウムやステンレスよりも軽量で、デジタル一眼レフカメラ、レーシングカーのホイールやパーツなどにも採用されている。強度や耐久性にも優れている半面、切削時に燃えやすいという特性があり、加工が難しいとされているが、独自の加工技術により、スマートフォンでのフレームに仕上げている。フレームに組み合わせる基板についても約25%の小型化を図り、軽量化に貢献している。
こうした軽量化を図るうえで、ひとつ気になるのが強度だ。軽量化のためには各パーツの小型化や薄型化、素材の見直しなどが必要とされるが、軽くなったことによって、強度が不足してしまっては意味がない。特に、スマートフォンは常にユーザーが持ち歩くため、さまざまなパターンで端末に加重が掛かる可能性がある。
そこで、シャープではユーザーがどのような持ち方をするのかを分析し、それぞれの持ち方、使い方などのシチュエーションにおいて、端末のどの部分に負荷や加重がかかるのかを徹底的に調べ、負荷がかかる部分を重点的に強化することで、強度と軽さという相反する要素を両立させている。たとえば、基板の軽量化も多層化基板のうち、負荷がかかる部分に重点的に強化し、影響のない部分で軽量化が図られているという。こうした軽量化は何千というパーツごとに見直されており、まるでレーシングカーや航空機のような軽量化の積み重ねによって、「141g」という世界最軽量を実現しているわけだ。
そして、もうひとつ忘れてはならないのは、実際にユーザーが利用する環境にしっかりと対応している点だ。AQUOS zero2は従来モデルに引き続き、IPX5/8の防水、IP6Xの防塵にも対応しており、常に安心して利用することができる。耐衝撃の規格には準拠していないが、端末そのものがライバル機種に比べ、50g以上、軽いため、落下時の衝撃は軽減される可能性がある。本体を保護するためのカバーを装着した状態でも何も装着していないライバル機種より、軽くなることも考えられる。やはり、「軽さは正義」というわけだ。
ボディはマグネシウム合金のフレームがやや凹んだデザインで、前面のディスプレイと背面のカバーがいずれも両端に向かって湾曲した形状に仕上げられている。フレーム部の凹みは端末の熱が直接、ユーザーの手に当たらない配慮の設計となっている。背面は従来モデルがアラミド繊維によるパネルを採用していたのに対し、今回は樹脂パネルに光沢感のある塗装を施すことで、高級感のある仕上がりとなっている。この部分も放熱を考慮した設計となっている。
4倍速有機ELディスプレイ&240Hz駆動タッチパネル
141gという軽量を実現したAQUOS zero2だが、軽さだけが売りというわけではない。実は、従来モデルよりもさまざまな面でスペックを向上させながら、軽量化を実現している。なかでも注目すべきは、異次元の操作体験を実現したという新開発の有機ELディスプレイとタッチパネルだ。
従来のAQUOS zeroは自社開発の有機ELディスプレイをスマートフォンAQUOSに初搭載したことが話題になったが、今回のAQUOS zero2には新開発のフルHD+対応6.4インチ有機ELディスプレイを搭載する。新開発の有機ELディスプレイは1080ドット×2340ドットの解像度で10億色の表示する能力を持ち、従来製品に比べ、明るさが150%、向上したほか、明るい陽射しの下でも画面が見やすい「アウトドアビュー」、視認性と省電力性能を兼ね備えた「ダークテーマ」などの機能が新たに搭載される。映像コンテンツなどの視聴に効果を発揮する「HDR10」や「Dolby Vision」にも対応する。
AQUOS zero2に搭載された新開発の有機ELディスプレイで特筆すべきは、世界初の240Hz駆動を実現することで、高速描画が求められるゲームなどのコンテンツもなめらかに表示できるようにしたことが挙げられる。一般的に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイは、毎秒60回(60Hz)の画面書き換えが発生する。IGZO液晶パネルを採用したスマートフォンAQUOSをはじめ、いくつかのスマートフォンではフレーム数を倍増し、毎秒120回(120Hz)の画面書き換えをすることで、なめらかな表示を可能にしている。WebページやSNSのタイムラインを縦方向にスクロールしたときのなめらかな表示は、これまでのスマートフォンAQUOSでも高い評価を得てきた。
今回のAQUOS zero2では毎秒120回の画面書き換えに、さらにブラックフレームを挿入することで、毎秒240回(240Hz)の画面書き換えに進化させることで、今までにないなめらかでクッキリとした表示を実現している。実は、ディスプレイが高速に画面を書き換えを実行しても人間の網膜には、前のフレームの残像が残っており、わずかに文字がにじんで見えたり、グラフィックがぼやけて見えるようなことが起きてしまう。そこで、フレームとフレームの間に黒いフレームを高速で挿入しながら表示することで、網膜残像を軽減し、なめらかでクッキリとした表示を可能にしている。特に、高速な画面描画が求められるゲームなどに適していると言われているが、ゲーム以外のブラウザなどのアプリでも、「ゲーミング設定」の「登録ゲーム設定」で有効にできる。実際に非対応機種と比較した表示を見たとき、WebページやSNSのタイムラインの縦スクロールなどでも明確な差が感じられるほど、なめらかで見やすく感じられた。長時間の利用でも目の疲れが少ない印象だ。
そして、なめらかな有機ELディスプレイの表示を活かすため、タッチパネルも4倍速の240Hzでの高速スキャンに進化を遂げている。240Hzという高速スキャンは毎秒240回の周期でタッチを検出することを意味し、平均2msでのタッチ検出を可能にする。これは単純にタッチ性能のみを向上させたわけではなく、内部での演算処理や画面更新などを高速化することによって、実現されている。
画面内指紋センサーやパラレル充電で快適に使える
今回発売されるAQUOS zero2はその他にも数多くの進化を遂げ、一段とユーザーの利用しやすい環境を整えている。
従来モデルでは背面に備えられていた指紋センサーだが、今回はスマートフォンAQUOS初の画面内指紋センサーを搭載する。有機ELディスプレイの内側から光を当てることで指紋を読み取る光学式を採用しており、指紋認証のレスポンスも良好だ。背面に備えたレイアウトも片手で持つときに便利だが、机の上に端末を置いていたり、車載ホルダーなどにセットしているときには操作しにくい面もある。その点、画面内指紋センサーであれば、画面が上に向いた状態や車載ホルダーにセットした状態でもワンタッチでロックを解除できる。ちなみに、認証については顔認証にも対応しており、車載ホルダーにセットしたときなどはこちらの方が使いやすい印象だ。ただし、一般的に顔認証は似た顔でも認証できてしまうケースがあるため、よりセキュアに使いたいユーザーは指紋認証やパターン、PINコード、パスワードなどでロックすることをおすすめしたい。
指紋センサーを画面内に搭載
次に、連続稼働時間を左右するバッテリーについては、3130mAhの大容量バッテリーを内蔵する。フラッグシップモデルとしては標準的なサイズという見方もできるが、141gという軽さ、8.8mmという薄さを考慮すると、かなり大容量のバッテリーを詰め込んできたとも言える。これは前述の本体フレームや基板の小型化などによって生み出されたスペースを最大限に活かすことで、軽量かつスリムなボディながら、このサイズの大容量バッテリーを搭載できたという。
バッテリーと電源周りで、もうひとつ注目されるのが「パラレル充電」だ。従来のAQUOS zeroで採用された充電方法で、パラレル充電は充電の回路を2系統に分岐することで、充電時に発生する熱を大幅に低減することができる。ゲームなどを頻繁にプレイしたり、動画を長時間、視聴するようなユーザーは、モバイルバッテリーやACアダプターを本体に接続した状態で利用するケースが多いが、一般的に充電しながらのスマートフォンの利用は、かなり熱を発生しやすいそこで、AQUOS zero2では従来モデルに引き続き、充電をコントロールするための充電ICを2つ搭載することで、充電しながらの利用でも発熱を抑えている。
チップセットは米Qualcomm製Snapdragon 855を採用し、8GB RAMと256GB ROMを搭載する。メモリーストレージについては最新規格の「UFS3.0」に対応し、データアクセス速度を大幅に向上させている。microSDメモリカードなどの外部メモリーに対応していない点は注意が必要だが、本体のストレージがこれだけ大きければ、ほぼ困ることはない。
カメラは背面に1220万画素CMOSセンサーの標準カメラと2010万画素の広角カメラのツインカメラを搭載し、ポートレートやタイムラプス、スロービデオ、動画と静止画の同時撮影とAIライブシャッターなどにも対応する。インカメラは本体前面の中央上部に800万画素CMOSセンサーを内蔵し、背景ぼかしや顔のエフェクト機能などもサポートする。
プラットフォームは最新のAndroid 10を出荷時にインストール済みで、これまでのスマートフォンAQUOS同様、発売から2年間、最大2回のOSバージョンアップが約束されている。セキュリティパッチもこれまでの機種で実証されているように、早いタイミングで提供されており、安心して利用できる環境を整えている。
世界最軽量ボディと最強ディスプレイで、軽快な毎日が楽しい「AQUOS zero2」は買い!
日々の生活やビジネスに欠かすことができないスマートフォン。常に自分の手元にあり、持ち歩き、使うスマートフォン。そんなスマートフォンだからこそ、いつでも快適に使えることが重要だが、これまではどちらかと言えば、パフォーマンスばかりが強調されてきたような印象がある。しかし、パフォーマンスと同じように重要なのは、重さや大きさといったサイズ感、実際にユーザーが触れるディスプレイやタッチパネルの性能になる。なかでも本体の重さは、常に持ち歩くものだからこそ、もっと重要視されるべき要素のひとつと言えるだろう。シャープから発売される「AQUOS zero2」は、シャープならではの工夫と改良の積み重ねにより、従来モデルを更新する「141g」という世界最軽量を達成し、ユーザーが毎日24時間、持ち歩いてもストレスなく使えるようにしている。同時に、新開発の有機ELディスプレイには他メーカーが真似のできない毎秒240回という高速な画面書き換えを実現し、タッチパネルも4倍速化した240Hz駆動に進化させることで、ゲームからブラウザ、SNSに至るまで、あらゆるスマートフォンの機能を快適かつ軽快に利用できるようにしている。スマートフォンの快適な利用環境を追求したいユーザーには、ぜひ手に取って欲しい『買い!』の一台と言えるだろう。
AQUOS zero2 スペック表
サイズ/質量:約158mm×約74mm×約8.8mm/約141g
OS:Android™ 10
CPU:Qualcomm® Snapdragon™ 855 mobile platform 2.8GHz+1.7GHz オクタコア(※1)
内蔵メモリ:RAM 8GB、ROM 256GB
ディスプレイ:約6.4インチフルHD+(2,340×1,080ドット) 有機EL
アウトカメラ【標準カメラ】:有効画素数 約1,220万画素 CMOS 裏面照射積層型、F値1.7レンズ[広角78°焦点距離26mm(※2)相当]、ハイスピードAF(全面位相差)、光学式手ブレ補正、新画質エンジンProPix2(被写体ブレ補正)、AIライブストーリー
アウトカメラ【広角カメラ】:有効画素数 約2,010万画素 CMOS 裏面照射積層型、F値2.4レンズ[超広角125°焦点距離18㎜(※2)相当]、電子式手ブレ補正、新画質エンジンProPix2(被写体ブレ補正)、AIライブシャッター、AIライブストーリー
Wi-Fi®:IEEE802.11a/b/g/n/ac
バッテリー容量:3,130mAh(内蔵電池)
防水/防塵:IPX5・IPX8/IP6X
おサイフケータイ/NFC:○/○
生体認証:顔認証、指紋認証(画面内)
※1:Performance cores:2.8GHz(max)1コアと2.4GHz(max)3コアの4コア構成。Efficiency cores:1.7GHz(max)の4コア構成。
※2:35mm換算。
「AQUOS zero2」デビューキャンペーン実施中
docomo、auでは「AQUOS zero2」デビューキャンペーンを実施中だ。ドコモの場合は事前予約+購入+応募でもれなくdポイント8,000ポイントがプレゼントされる。購入+応募の場合はもれなくdポイント5,000がプレゼントされる。
- 予約期間:受付中~発売日前日まで
- 購入期間:発売日~2020年3月15日(日)まで
- 応募期間:発売日~2020年3月22日(日)まで
docomo「AQUOS zero2」キャンペーンサイトはこちら
auの場合は購入前登録+購入+応募でau WALLET残高へ8,000円をキャッシュバック(チャージ)。購入+応募の場合は5,000円がキャッシュバック(チャージ)される。
- 登録期間:受付中~発売日前日まで
- 購入期間:発売日~2020年3月15日(日)まで
- 応募期間:発売日~2020年3月22日(日)まで