【発売直前! 先行体験記】
スマートフォンでも自分のカラーを――─
8色から選べるPANTONE® 5 SoftBank 107SH
シャープの新作スマートフォン「PANTONE® 5 SoftBank 107SH」が、7月中旬以降にいよいよ発売となる。8種類ものカラーバリエーションを用意するなど、デザイン重視派には見逃せないモデルだ。今回、発売前の107SHを試用できたので、ファーストインプレッションをお届けする。
107SHに実際に触れてみて、まず最初に目を惹かれるのがカラーリングだ。グラフィックアートや印刷などで、世界中の多彩な色の基準となっている、色のブランド「PANTONE®」とのコラボレーションにより、独特の本体カラーを実現している。今回はローマンイエローのモデルを試用したが、非常に鮮やかな色合いで、所有感をくすぐられる。
これまでも“PANTONE® ケータイ”はフィーチャーフォンでおなじみだったが、今回初めてAndroid™ スマートフォンになった。また、一般的なスマートフォンのカラーバリエーションといえば、機種ごとに1~3色程度だが、107SHはなんと8色展開。選択の幅がここまで広いスマートフォンは極めて稀だ。自分好みの色が、きっと見つかるだろう。
一方、スマートフォンとしての基本スペックはどうだろうか、107SHの画面サイズは3.7インチ(854×480ドット)で、本体はかなりコンパクト。重量も約116gと、かなり軽量な部類に入る。女性や子供はもちろん、小型のスマートフォンを探している男性にとっても嬉しいサイズ感だといえる。
また、フィーチャーフォンから107SHへ買い換えて不便にならないよう、従来からの機能をキッチリと継承している点も重要だ。おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグはもちろん、防水・防塵もサポート。細かいところでは、簡易留守録、名刺リーダー、ストラップ穴、歩数計といった機能まである。本体正面にある「クイック起動キー」には、好きな機能やお気に入りアプリを登録しておき、簡単に呼び出せるので、なにかと重宝するだろう。
なお、プラットフォーム(OS)については、Android 4.0を採用。従来のAndroid 2.3から大きく機能向上した。加えて、シャープ独自のユーザーインターフェイス「Feel UX」や、文字入力機能「文辞技」などを搭載。ソフトウェアの面でも、フィーチャーフォンに慣れているユーザー向けの配慮を行っている。
107SHに内蔵された「放射線(ガンマ線)測定機能」も、大きな注目ポイントだ。空間放射線量測定機能付きスマートフォンは世界でも初(2012年5月29日時点 ROA社調べ)。測定にあたって難しい準備も必要なく、前述のクイック起動キーを押すだけですぐに測定がスタートする。
測定方法も複数ある。電源オンの間は常に測定を続けてウィジェットに最新値を表示してくれる「常時測定」、1地点の線量を2分~40分かけてより正確に調べる「しっかり測定」から選択可能だ。測定結果は保存され、月ごと、日ごと、累計値などの形式で確認できる。
通信機能の面では「プラチナバンド」に対応する。107SHであれば、ソフトバンクが新たに開始する900MHz帯通信サービスを、7月25日のスタートと同時に利用できるわけだ。サービス開始前とあって、この部分の試用は行えなかったが、電波状況の改善が期待される。
107SHはそのデザイン性(カラーリング)を追求する一方で、適度なサイズ感、フィーチャーフォンでおなじみの機能についてもおろそかにしていないのが何よりの特徴だ。発売されたら、ぜひとも量販店やソフトバンクショップへ足を運び、実際に実機を手にとって“PANTONE® スマホ”ならではの魅力を感じてみてほしい。
PANTONE® 5 SoftBank 107SH 製品情報(ソフトバンク)
http://mb.softbank.jp/mb/smartphone/product/107sh/
PANTONE® 5 SoftBank 107SH 製品情報(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/products/sb107sh/
放射線を測定できる「PANTONE 5」、22日より予約受付
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120618_540984.html
8色展開でコンパクトボディの「PANTONE 5 107SH」
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20120529_536082.html
(森田秀一)