たのしいAQUOS

AQUOSスマートフォンで、もっと自分撮り!

2015-02-26 Reported by 法林岳之

AQUOSのインカメラで自分撮り!

2月、3月と言えば、卒業や進学、就職、転勤などのイベントが多いシーズン。そんなとき、記念に写真を撮ることも多いはず。卒業生なら校門で友だちと記念撮影や、働く世代も転勤や転職、退職などを迎えた同僚たちと歓送迎会で記念の一枚を撮ることもある。

そんな記念写真を撮るとき、最近、増えているのが「自分撮り(自撮り)」「セルフィー」だ。スマートフォンのカメラを使い、自分を含めて、景色を撮影したり、友だちといっしょにグループで撮影するといった使い方をする。昨年あたりから、訪日旅行者が持ち込んだ「セルフィー棒(自撮り棒)」を使う人も増えてきて、今までとは少し違った「自分撮り文化」が育ちつつある印象だ。

スマートフォンで自分撮りをする場合、ディスプレイで自分の写り具合いが確認できるため、インカメラで撮影する。ほんの数年前まで、ケータイもスマートフォンもインカメラの性能があまり重視されておらず、テレビ電話やビデオ通話にちょっと使われるくらいだったけど、今や自撮りブームのおかげで、撮影機能も充実し、メインカメラ並みに活用することが増えている。

こうした状況を踏まえ、AQUOSスマートフォン各機種でも自分撮り関連の機能が強化されてきている。

まず、多くのスマートフォンがディスプレイの上側にインカメラをレイアウトしているのに対し、最新のAQUOSスマートフォンは、NTTドコモ向けとau向けでは三辺狭額縁の『EDGESTデザイン』、ソフトバンク向けはディスプレイのフレームを見えなくした『フレームレス構造』をそれぞれ採用しているため、インカメラがいずれもディスプレイの下側に備えられている。このまま、インカメラで自分撮りをすると、ちょっと下側から撮ることになってしまう。そこで、インカメラ起動時にもガイドが表示されるけど、これらの機種では天地を逆に持って、撮影するのがポイント。ちなみに、天地逆に持ったときでも画面表示はちゃんと回転するし、撮った写真も正しい向きで保存されるので、ご安心を。

最近のAQUOSスマートフォンはインカメラが下部についているので、上下ひっくり返すと使いやすい

インカメラへの切替は、画面内のカメラ切替アイコンをタップ。アイコンが表示されていないときは、[>]のアイコンをタップすれば、各機能のアイコンが表示される。

メニューからカメラ切替アイコンをタップしてインカメラに切り替える(※AQUOS CRYSTAL Xでは「インカメラワイド」は表示されません)

あとはいつも通り、インカメラを自分に向けて、撮影するだけなんだけど、ここでぜひ使いたいのが「ワンタッチセルフタイマー」という機能。

通常、インカメラで撮影するときは、スマートフォンでカメラを起動し、インカメラに切り替えて、スマートフォンを持った手を伸ばし、ポーズを決め、画面のタップなどでシャッターを切るという流れになる。ところが、画面をタップして撮影しようとした拍子に振動でブレてしまったりする。そんなとき、ワンタッチセルフタイマーを利用すれば、画面をタップして2秒後に自動でシャッターが切られるため、手ブレも起きにくく、簡単に自分撮りができるというわけだ。

自分撮りに便利なワンタッチセルフタイマー。メニューのアイコンから有効にしよう

ちなみにAQUOSスマートフォンは、機種によってインカメラの画角が少し違うけど、基本的には自分撮りをするとき、胸元から上がちょうど入るくらいの画角が確保されている。背景もうまく入れ込みたいときは、端末を横向きに持って、自分撮りをするのがおすすめだ。

背景を入れたいときは横向きでの自分撮りがおすすめ

また、もっと広い範囲を撮影したいときは、「インカメラワイド撮影」が便利だ。別名「グルーフィー」とも呼ばれる、グループでの自分撮りにも向いている。しくみとしては、パノラマ撮影の技術を活かしており、インカメラで撮影するとき、端末の向きを回転させて複数の写真を撮り、それらを合成することでワイドな写真を撮ることができる。グループ写真なら、3人くらいは余裕で撮影できるし、バックの風景を活かした自分撮りにも有効だ。

5枚の写真をパノラマ合成してワイドな写真を撮れる「インカメラワイド撮影」

SH-01G/SHV31の場合は、インカメラアイコンをタップしてから[インカメラワイド]をタップ

AQUOS CRYSTAL Xの場合は、インカメラに切り替えてから、インカメラワイド撮影のアイコンをタップする

最初にガイドが表示されるけど、撮る範囲の左側から5枚の写真を連続で撮り、それらを合成する形でワイドな写真を生成する。つまり、写真の中心に対し、左に2枚分、右に2枚分を撮るので、そのことを考えた上で、撮影しよう。撮影時は端末を写真の中心にしたい位置(たとえば、自分の正面)に持ち、そこから端末を少し横に回転させて、自分の左側に向けて、最初の1枚を撮る。画面に線と丸いアイコンが表示されるので、それに合わせながら、端末を少しずつ回転させると、自動的に1枚、また1枚と撮影され、最終的に合計5枚が撮影される。あとは少し待っていれば、自動的にワイドな写真が生成される。

インカメラワイド撮影はちょっと慣れが必要だけど、実際に撮ってみると、通常のインカメラによる撮影とは違った雰囲気の写真を撮ることもできる。グループショットも楽しいし、背景を活かした写真にも便利なので、卒業式や歓送迎会といったイベントのときだけでなく、旅先などでもいろんな写真を撮ってみるのがおすすめだ。

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法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら