たのしいAQUOS

AQUOSは大画面でも片手操作が楽々! 5インチオーバーの大画面をワンハンドアシストで快適操作

2015-01-13 Reported by 法林岳之

スマートフォンに何を求めるかは、人によって違うけど、多くの人が気にしているのがディスプレイ。ケータイの時代もそうだったけど、基本的に画面が大きければ、Webページやメールも見やすくなる。特に、スマートフォンの場合は映像コンテンツが充実しているので、ディスプレイの大きさに比例して、コンテンツの迫力がグッと増す。

ただ、ディスプレイが大きくなれば、当然、スマートフォンのボディもひと回り、ふた回りと大きくなるわけで、その分、手に持ったときの印象がかなり変わってくる。なかでもボディ幅の影響は顕著で、5インチオーバーのディスプレイを搭載したスマートフォンになると、あまり手の大きくない人は「ちょっと私には無理かも……」と考えてしまうこともあるようだ。

こうした状況に対し、シャープはAQUOS ZETA SH-01GやAQUOS SERIE SHL25で「EDGEST(エッジスト)」というデザイン、AQUOS CRYSTAL X/AQUOS CRYSTALでは「フレームレス構造」を採用することで、大画面ながらもボディ幅を抑えるという解を導き出している。構造や形状は違うけど、スマートフォンAQUOS及びAQUOS Padはいずれも『ディスプレイを持ち歩いている』ような印象を持ってしまうくらいだ。

写真の「AQUOS CRYSTAL X」をはじめ、最近のAQUOSは狭額縁化を推し進めており、大画面でも持ちやすくなっている

ただ、これだけで終わらないのがスマートフォンAQUOSのひと味違うところ。実は、ユーザーインターフェイスの部分でも片手で快適に操作できる工夫がしっかりと盛り込まれている。それが「ワンハンドアシスト」だ。

まず、ディスプレイサイズが大きくなると、片手で操作するとき、反対側にあるアイコンや上の方にあるボタンなどに親指が届かないといったことが起きるが、それじゃあ、表示するサイズを一時的に縮小しましょうというのが「画面縮小モード」。ホームボタンから右斜め上、もしくは左斜め上にドラッグすると、画面表示が一時的に縮小され、もう一度、同じ操作をすれば、画面表示は元に戻るというしくみ。電車でつり革につかまっていて、片手しか使えないときに便利な機能で、ボク自身もよく使っている。

画面縮小モードを使えば、ひと回り小さいスマートフォンを使うような感覚で操作できる

次に、スマートフォンでもっとも頻繁に使う操作のひとつである文字入力。ディスプレイサイズが大きくなると、画面に表示されるキーボードも大きくなり、入力しやすいだろうと考えがちだが、実は多くの機種の場合、片手でフリック入力を使ってみると、親指の付け根から遠い方向へのフリック入力がうまく操作できないことが起きる。これに対し、スマートフォンAQUOSでは右手と左手のどちらの手で持ったときにも対応できるように、画面に表示されるキーボードを左右いずれかに寄せて表示する「キーボード幅寄せ」という機能を搭載しており、片手持ちのフリック入力もミスなく、使うことができる。地味なネタだけど、これもスマートフォンAQUOSが手放せなくなる魅力のひとつだ。

キーボードを片方に寄せることで文字入力しやすくなる

幅寄せは右と左、どちらにも可能

2014年冬モデル(AQUOS ZETA SH-01G、AQUOS CRYSTAL X)ではさらに進化

2014年冬モデルでは、上記の機能に加え、さらにいくつかの機能が加わっている。

たとえば、ロック画面でロックNo.を入力したり、パターンを入力するとき、入力エリアの左右にある[◀]や[▶]をタップすると、それぞれのエリアが左右に幅寄せ表示されるので、これも片手でストレスなく、操作できるようになるわけだ。

ロック画面での入力も幅寄せ可能

もちろん右、左どちらでも

また、Androidスマートフォンには必ず用意されている[戻る][ホーム]などのキーが表示されるナビゲーションキーも片手操作用にカスタマイズできる。初期設定の場合、画面の最下段に少し間隔を開けて、それぞれのキーが表示されているんだけど、端末を右手で持って、片手操作をしようとすると、[戻る]キーが遠かったり、左手の片手持ちでは[アプリ履歴]キーが遠く、人によっては操作しにくいといったことが起きる。そこで、これらのキーの間隔を狭く表示することで、左右どちらの手で持ったときも片手でそれぞれのキーに指を届きやすくできる。

ナビゲーションキーの間隔を狭くすることができる

設定方法は以下の通り。AQUOS ZETA SH-01GとAQUOS CRYSTAL Xのどちらも同じように設定することが可能だ。

ナビゲーションキー間隔調整

1.[設定]画面を表示
2.[便利機能]をタップ
3.[ナビゲーションキー]をタップ
4.[キー間隔大]と[キー間隔小]のいずれかを選択

大画面ディスプレイは魅力的だけど、自分の手にフィットするか、ちゃんと使えるかを迷っている人はもちろん、すでに使っている人もスマートフォンAQUOSの片手操作の設定をぜひチェックして、自分だけの使いやすい環境を作り出して欲しい。


法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら