たのしいAQUOS

AQUOSを持って、旅に出よう。AQUOSスマートフォンで海外渡航!

2014-12-25 Reported by 法林岳之

これからのシーズン、帰省や旅行などで出かけることも多い。実は、そんなときにこそ、スマートフォンは役に立つものだ。たとえば、地図を見たり、離れたところにいる友だちにメッセージを送ったり、旅先の写真をFacebookやTwitterなどのSNSに投稿したりと、いつも以上にスマートフォンが役立つ機会が多い。

ただ、国内でスマートフォンを利用する場合はともかく、海外で利用する場合はパケット通信料が気になるところ。各社とも海外パケット定額サービスを提供しているものの、携帯電話事業者によっては渡航先で決められた通信事業者に接続する必要があったり、はじめての人にとっては設定が不安だったりすることも多い。

そんなとき、利用したいのが各携帯電話事業者が提供している国際ローミング用の設定アプリ。設定方法が画面でガイドされるだけでなく、海外パケット定額サービスの事業者に接続されているかどうかが通知パネルに表示される仕様となっている。NTTドコモやauの場合は、対象国であれば、どの事業者に接続しても海外パケット定額サービスの対象になるが、ソフトバンクの場合は決められた通信事業者に接続した場合しか定額の対象にならないので、必ず利用するようにしたい。

AQUOS ZETA SH-01Gなど、NTTドコモ端末で利用できる「ドコモ海外利用」アプリ。定額対象事業者に接続されているときは通知エリアのアイコンに「○」が付いた状態で表示される

AQUOS SERIE SHL25など、au端末で利用できる「GLOBAL PASSPORT」アプリ。定額対象事業者に接続されているときは通知エリアに「定額」のアイコンが表示される。

AQUOS CRYSTAL Xなど、ソフトバンク端末で利用できる「海外パケットし放題」アプリ。定額対象事業者に接続されているときは通知エリアに「定額」のアイコンが表示される

海外でのスマートフォンの利用は、かつてのようにパケット通信料が“青天井”ではなく、1日あたり最大3000円弱の定額で使えるため、安心して利用できるようになってきた。とはいえ、1週間近い滞在になると、数万円の出費になってしまうため、必要なときだけデータ通信を使うようにしたり、ホテルやカフェなどのWi-Fiスポットを利用する人が多い。また、筆者もよく利用しているが、海外で利用できるモバイルWi-Fiルーターのレンタルを使う人も増えている。

まず、必要なときだけモバイルデータ通信を使うようにする方法としては、AQUOSスマートフォンをはじめとするAndroidスマートフォンの場合、設定画面の[モバイルネットワーク]-[データローミング]のチェックの有無で切り替える、チェックを付ければ、渡航先でモバイルデータ通信が利用でき、チェックを外せば、渡航先でモバイルデータ通信は使えない。つまり、チェックを外していれば、渡航時のパケット通信料は発生しないわけだ。ちなみに、この状態でも写真撮影時のGPSを利用した位置情報は記録できるので、ぜひ活用したい。

海外渡航先でモバイルデータ通信を利用したくないときは、[データローミング]のチェックを外しておくこと

データローミングがOFFの状態でも写真撮影時はGPSによる位置情報が記録可能。旅の思い出に位置情報は記録しておくのがおすすめ

モバイルデータ通信設定画面の表示方法

○ AQUOS ZETA SH-01G
[設定]アプリを起動し、[その他]-[モバイルネットワーク]の順にタップ

○ AQUOS CRYSTAL X
[設定]アプリを起動し、[その他の設定]-[ネットワーク設定]-[モバイルネットワーク]の順にタップ

○ AQUOS SERIE SHL25
[設定]アプリを起動し、[その他]-[モバイルネットワーク]の順にタップ

また、セキュリティ面に十分注意する必要があるが、ホテルやカフェのWi-Fiに接続し、Webブラウザーで出かけたい先の情報をチェックしておくといった使い方をする人も多い。ただ、ブックマークに登録しておけばあとで確認することができるが、Webブラウザーのブックマークの画面では何がどの情報なのかがわかりにくいことが多い。

そんなときに便利なのは画面キャプチャ機能だが、Android標準の画面キャプチャは、[電源キー]と[音量ダウンキー]を同時押しするという操作でややコツが必要だ。それに対し、AQUOS CRYSTAL Xの「Clip Now」という画面キャプチャ機能は、ディスプレイの上端をなぞるだけで画面キャプチャを撮ることができるので、操作が非常にカンタン。そのうえ、Webページをキャプチャしたときは、URLもいっしょに保存され、そのURLをタップすれば、再びそのWebページにアクセスできるため、ブックマーク的な使い方もできる。たとえば、日本にいるときに行きたいところをキャプチャしておき、渡航先でホテルのWi-Fi経由やレンタルのモバイルWi-Fiルーターに接続して、もう一度、確認するといった使い方ができる。ちなみに、このURL付きの画面キャプチャは、「アルバム」アプリではなく、「Clip Now」アプリを起動し、キャプチャした画面を選ぶと表示されるので、覚えておきたい。

Clip Nowでキャプチャした画像は「Clip Now」アプリで確認が可能。WebページはURLもいっしょに保存されるので、あとでもう一度、参照することができる


法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8.1」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-01F 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるゼロからはじめるタブレット超入門 Android 4対応」「できるポケット au Androidスマートフォン 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるWindowsタブレット Windows 8.1 Update対応」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら