たのしいAQUOS PHONE

新しい世界を切り開く三辺狭額縁のEDGESTデザイン

2014-07-11 Reported by 法林岳之

NTTドコモ、au、ソフトバンクから発表された夏モデルは、すでに順次、販売が開始され、各キャリアショップや家電量販店、専売店、オンラインショップなどで、タッチ&トライが可能だ。そこで、今回から数回に分けて、シャープのAQUOSシリーズの特長や使いこなしなどについて、わかりやすく説明していく予定だ。

ところでシャープ製スマートフォンと言えば、これまでは「AQUOS PHONE」というブランドネームを使い、そこにNTTドコモ向けの「ZETA」、au向けの「SERIE」、ソフトバンク向けの「Xx」、タブレットの「PAD」という愛称を組み合わせたネーミングを採用していたが、今夏からブランドネームをテレビでもおなじみの「AQUOS」に統一し、そこに各モデルの愛称を組み合わせている。ネーミングを一新し、新たなスタートを切るわけだ。

こうしたネーミングの統一とは別に、今夏のシャープ製スマートフォンにはもうひとつ統一したテーマがある。それが三辺狭額縁の「EDGESTデザイン」だ。三辺狭額縁については、今春、ソフトバンク向けの「AQUOS PHONE Xx SoftBank 302SH」ではじめて採用され、今夏はいよいよタブレットも含め、各社向けモデルに拡大し、シャープ製スマートフォン及びタブレット共通のデザインテーマになっている。まるでディスプレイそのものを持ち歩いているような印象もあり、見た目のインパクトも存在感も他のスマートフォンにはない特長だ。

普段、端末を手に持って使うときに迫力を感じるEDGESTデザインだけど、やはり、本領を発揮するのは映像コンテンツを楽しむときだ。今回の夏モデルの4機種は、いずれもフルセグ/ワンセグチューナーを搭載しており、テレビの電波の届く範囲であれば、いつでも地上デジタル放送を楽しむことができる。日本代表は残念な結果に終わってしまったけど、ワールドカップのような大きなスポーツイベントがあるときには、このEDGESTデザインの大画面が強いよね。ちなみに、4機種の内、NTTドコモ向けのスマートフォン「AQUOS ZETA SH-04F」とタブレット「AQUOS PAD SH-05F」については、モバキャスにも対応しているので、NOTTVの視聴にも対応する。

ドコモ「AQUOS ZETA SH-04F」はEDGESTでコンパクトなサイズ感でありつつ、5.4インチの大画面がド迫力。フルセグ視聴は、ワールドカップのようなイベントがあると、便利さを実感する。最近はリモート視聴の環境も充実し、レコーダーとの連携もできる

ドコモ「AQUOS PAD SH-06F」は7インチタブレットだが、EDGESTのおかげでファブレットと言っても通じそうなサイズ感。映像コンテンツだけでなく、ブラウザも非常に視認性が良く、新聞や電子書籍も読みやすい

テレビ以外の映像コンテンツとしては、NTTドコモが「dビデオ」、auが「ビデオパス」、ソフトバンクが「UULA」を提供している。こうした映像コンテンツは各サービスに対応したスマートフォンやタブレットも楽しめるが、機種によってはディスプレイの周囲の枠が広すぎて、映像が奥まって見えてしまうことも少なくない。その点、EDGESTデザインは額縁が狭いうえ、液晶パネルがガラス面に密着しているので、映像の見え方がまったく違う印象だ。

SoftBank「AQUOS Xx 304SH」はシャープ製夏モデル中、唯一金属フレームを採用。フレームはアンテナも兼ねており、デザイン性と機能性を両立している。映像サービス「UULA」でエンターテインメントコンテンツを楽しむとき、EDGESTデザインの大画面が威力を発揮

そして、映像以外のものとしては、個人的に気に入ってるのがクルマでのナビゲーションアプリ。Android標準の「地図」でも利用できるが、NTTドコモの「地図アプリ」、auの「NAVITIMEドライブサポーター for auスマートパス」「助手席ナビ」なども情報が細かくて、かなり便利に使える。これからのシーズン、クルマで出かけたり、旅先でレンタカーを使うこともあるだろうけど、そんなときにもEDGESTデザインのAQUOSスマートフォンなら、大画面でしっかりとルートを確認できるわけだ。

au「AQUOS SERIE SHL25」も、EDGESTとシンプルなデザインの相乗効果で画面が際立つ。ダッシュボードに置いてカーナビとして利用する場合、スマートパス会員なら追加料金なしで使える「NAVITIMEドライブサポーター for auスマートパス」がある


法林 岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話やスマートフォンをはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。主な著書は「できるWindows 8」をはじめ、「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-06E スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」(2013年5月24日発売)、「できるWindows 8 タッチPC&タブレット編」など、数多く執筆。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。ホームページはこちら。