いけるじゃん! デジタルズームも新機能「美ズーム」でキレイじゃん!
2013-12-16 Reported by 若林直樹
デジタルカメラの多くは、光学ズームで遠くの物を美しく、アップで撮ることができるが、ほとんどのスマホに付いているズームは「デジタルズーム」。光学ズームと違い、デジタルズームは画質がイマイチ。少しアップにするくらいなら良いけれど、10倍を超えるまでズームアップしてしまうと、画像がかなり荒れるので、ガッカリして2度と使わない人も多かったことだろう。
ところが、シャープの最新冬モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-01F」「AQUOS PHONE SERIE SHL23」「AQUOS PHONE Xx 302SH」は、たしかにデジタルズームなんだけど、超解像技術でデジタルズーム特有の画像の荒さを軽減してくれる「美ズーム」機能を搭載。
半信半疑で使ってみたら、これは予想外にビックリの効果。今まで使ったことのない人、デジタルズームに失望していた人は、是非是非、試してみてほしい機能なのだ。
動物園で撮ってきました
それでは美ズームの効果がいかほどか、お見せしよう。今回は、美ズームを搭載する「SH-01F」と、美ズーム非搭載のドコモ夏モデル「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」で、同じ被写体を16倍ズームで撮って比較した。ちなみに「SH-06E」と「SH-01F」は、レンズのスペックは同じF値1.9となっている。
まずは遠くのものを見たいし撮りたい場所と言えば動物園!さっそく宇都宮動物園に行ってみた。
まず、今年産まれたキリンの子どもが、フェンスの反対側にいるのでズームでアップを撮ってみた。
SH-06Eは白っぽくノイズでぼやけているが、SH-01Fは色も出て輪郭がしっかり判る様になった。体表の模様も、SH-06Eでは不自然なギザギザが発生しているが、SH-01Fの描写はより自然になっている。
では次。動物園と言えばサル山! サル山のサルは、アップで撮るにはズームが無いとまず撮れないのだ。
というわけで、デジタルズーム全開で撮ってみよう。
結果はというと、差は歴然! ニホンザルの毛の質感が「SH-01F」のほうが良く出ている。「SH-06E」のほうはそもそも毛並みが判然としない。
美しい色のフラミンゴを撮ってみても、色の発色と質感が大きく違う。なにより、美ズームで目障りなノイズが低減するのがうれしい!
もうズームをためらう必要はない!?
これだけ色と輪郭がしっかり出るのならば「美ズーム」は使って損はない。旅先などで、遠くにあるものを撮りたいと思っても、「デジタルズームじゃあな……」と諦めずに、とにかく撮ってみるといいだろう。きっと良い思い出が増えそうだ。
ちなみに、ズームアップで撮るときはブレに気をつけて。手ぶれ軽減機能もあるが、しっかり固定して持って、それでも心配だったら、念のため何枚も撮ってみると良いかも。
さあ、みんなもAQUOS PHONEのカメラを試してみよう!
撮影協力:宇都宮動物園 (宇都宮市)
http://www.utsunomiya-zoo.com/
若林 直樹雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。 撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。 自宅ではフェレットをこよなく愛し、我が家で生まれた5匹と暮らす。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://homepage2.nifty.com/nao-w/ |