スマートフォンは、あくまで電話。電話機能もバッチリ使えてこその使いこなし! というわけで、今回は電話に出られない場面で活躍する機能をご紹介します。
移動中の電車の中や会議や打ち合わせの現場、セミナー会場、コンサートなどなんらかのステージ、映画館、レストランなど、着信音に配慮したいシーンはいくつもありますね。そんなときは、もちろん事前に電源を切るか、マナーモードにしておくべきですが、つい忘れてしまうこともあります。
大事な場面で突然着信音を響かせてしまうと、とても気まずいですし、周りにも迷惑がかかります。クラシックコンサートなどは、会場全体の空気を台無しにしてしまう恐れも……。万が一、鳴らしてしまったら、1秒でも早く着信音を消したいはず!
そこで覚えておきたいのが、「クイックサイレント」という機能です。文字通り、素早く静かにさせる機能。
鳴ったとわかったら、“端末を裏返す”んです。液晶面を下にして置くだけで、着信音が消えるんです。スマートフォンをテーブルに置いているときなどは、すばやく着信音が消せるうえに、誰からかかってきたのかも見られなくて済むので一石二鳥。初期設定ではオフになっているので、「設定」→「通話」→「クイックサイレント」にチェックを入れて有効にしておくことをお勧めします!
このほかに、SH-06E、SH-07E、SHL22なら、“音量UPキーを押してクイックサイレント”することもできます。音量UPキーを押すだけで静かになるので、裏返しにくい環境での素早い消音に便利というわけ。この機能は「設定」→「通話」→「着信時キー動作設定」から設定すればOKです。ちなみに、「応答」を選択すれば、音量UPキーで受話することができます。
「クイックサイレント」は着信音を消しているだけで、着信そのものを拒否したり、電話を切っているわけではないので、かけている相手はずっと出るのを待っている状態になります。
そんなとき、できればメッセージを残しておいてほしいですよね。そこで活躍してくれるのが、フィーチャーフォンでもおなじみの「伝言メモ」。留守番電話サービスではなく、端末が応答してメッセージを録音してくれる、あの簡易留守番電話機能ですね。シャープのスマートフォンでも使えるので、安心してください。
電波の届かない場所でも応答してくれる留守番電話サービスとは違って、あくまでも電波の届く場所でしか使えませんが、留守番電話サービス未契約でも使えるというメリットがあります。この「伝言メモ」を有効にしておけば、「クイックサイレント」した後、一定時間後に自動的に応答メッセージが流れて、メッセージを残してもらえるというわけ。
有効になっているときは、通知バーにカセットテープのアイコンが表示されます。ない場合は、「設定」→「通話」→「音声・伝言メモ」(ドコモ、au)→「伝言メモ設定」で設定しておきましょう。SoftBankの端末では「設定」→「通話」→「簡易留守録設定」を開けば設定できます。
- 「通話設定」にある「音声・伝言メモ」(簡易留守録設定)を選択
- 通常「ON」にしておけば、応答時間設定になると自動的に有効に
いざというとき、あたふたしないよう、準備しておきましょう!
(すずまり)