8月も半ばに入り、世間は夏休みシーズン。お盆休みを控えて、そろそろ帰省という人も多いはず。最近は社内で分散して、夏休みを取るところも多いようで、なかにはもう故郷で夏休みの真最中なんて人もいるみたい。

　ところで、そんな帰省シーズンになると、ちょっと気になるのが自分たちの両親のケータイ事情。「アタシは電話くらいしかしないから、当分、これでいいのよ」なんていう控えめなご両親のときは、とりあえず、端末の状態をチェックするくらいで大丈夫だけど、なかには「そろそろアンタたちみたいに、そのスマホにしてみたいんだけど……」なんていうアクティブなご両親もいるんじゃないかな。

　シニア世代やシルバー世代のデジタルライフについては、いろいろな見方があるけど、実働世代や若い世代の人たちが考えているよりも結構、アクティブというか、熱心な人が多いというのがボクの見解。先日もあるイベントで、シニア＆シルバー世代の人たちと話す機会があったけど、ブラウザからマップ、電子書籍など、いろんな使い方について、質問攻めにあったくらい。世代は違っても興味を持っている人は多いというわけ。

　ただ、スマートフォンの場合、基本的にはパソコンと同じなので、使っていくうえで、それなりに知識も必要だし、アプリのアップデートなどを含めたメンテナンスもちゃんとやっておきたい。でも、使う人によっては、そんなことをシニア世代の両親に覚えてもらうのも大変だし、説明するのもちょっと……。かと言って、スマートフォンに対する興味を遮っちゃうのもつまらないし……。

　そんなときに要チェックなのがソフトバンクの「シンプルスマホ 204SH」だ。「かんたん携帯」をはじめ、シャープとソフトバンクが培ってきたシニア世代のユーザーにもやさしいユーザーインターフェイスをしっかりと受け継ぎながら、スマートフォンをアクティブかつ安全に使いたい、使ってもらいたいというニーズに応えたモデルだ。詳しくはレビュー記事を参照して欲しいけど、なかなかよく考えて作り込まれていて、必要な機能をとことん使いやすくした個人的にもおすすめの一台だと見ている。

　このシンプルスマホ 204SHはよく作り込まれたユーザーインターフェイスだけでなく、安全に使ってもらうために、アプリのインストールを制限していたり、月額2980円という割安なパケット定額プラン「パケットし放題フラット for シンプルスマホ」を選べることなども見逃せないポイント。つまり、使う人はもちろん、使ってもらおうと考えている人にもやさしいスマートフォンになっているわけだ。

メールの作成や機能の起動が、音声操作でできる

　他の家電製品などなら、買って、送るなんていうことができるけど、さすがにスマートフォンはそうもいかない。だからこそ、この帰省シーズンのタイミングに、ちょっと検討してみるのも手じゃないかな。帰省先にソフトバンクショップや家電量販店があれば、いっしょに出かけてみるのもいいだろうし、自分の住んでいる地域で買って、お土産代わりに持っていくのもいいかもしれない。

背面には誤操作しにくいスライド式の緊急ブザーが装備されている

(法林岳之)