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電源管理の方法の確認は、「コントロールパネル」→「システム」から。
デバイスマネージャー」タブを選択
システムデバイスをクリック
ACPIによる電源管理を行っているパソコンでの表示
2. 圧縮ドライブを元に戻す
ハードディスクを圧縮ドライブにしている場合は、圧縮ドライブを元に戻しておく必要があります。ハードディスクを圧縮した状態では、アップグレード時にトラブルが発生する可能性があります。そのため、圧縮ドライブを展開して元の状態に戻しておく必要があります。また、起動ドライブだけでなく、起動ドライブ以外の他のドライブも展開して、他のドライブも圧縮前の状態に戻しておくほうがよいでしょう(5, 6)。
圧縮ドライブを展開して元の状態に戻す。「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」から。
ドライブメニューから、展開選択する。
3. ディスクのチェックを行う
ハードディスクに「スキャンディスク」(7, 8)と「デフラグ」(9, 10)、「ディスククリーン」(11, 12)を実行して、ハードディスクをチェックしておく必要があります。OSのインストール時に、スキャンディスクは実行されますが、あらかじめインストール前に実行しておくことで、インストール時にトラブルが起こることを事前に防ぐことができます。
また、デフラグをかけることで、ハードディスクに入っているファイルがきちんと整理されるため、新しいOSをインストールした後にアクセススピードが遅くなることを防ぐことができます。
「スキャンディスク」
「デフラグ」
「ディスククリーン」
4. スクリーンセーバーや省電力機能を無効化する
スクリーンセーバーや省電力機能を無効化しておきます。OSのインストール時は、長時間キーボードからの入力がありませんので、スクリーンセーバーや省電力機能が動作してしまう可能性があります。これらが動作するとインストールがうまくいかない可能性があります。このため、事前にこれらの機能を無効化しておきます。
「スクリーンセーバー」は「なし」に、「ディスプレイの省電力機能」はすべての項目のチェックを外しておきます(13)。
電源設定に関しては、「電源設定」を「常にオン」、「システムスタンバイ」は「なし」、「モニタの電源を切る」と「ハードディスクの電源を切る」の両方とも「なし」にしておきます(14, 15)。
また、ノートパソコンでは、メーカー独自の電源管理ソフトが動作している場合があります。このときは、あらかじめ、独自の電源管理ソフトの動作をオフにしておいてください。
最後のポイントは、インストール時に不要なアプリケーションや常駐ソフトは、終了しておくということです。とくに、Windowsでは、多くのソフトが常駐ソフトとして動作しています。これらのソフトがインストール時にトラブルになる可能性がありますので、注意しましょう。
また、ウィルスチェックソフトは、OSのアップグレード時には問題となるため、事前に動作をオフにしておく必要があります。
これらのチェックを終えたら、アップグレードをスタートさせましょう。
「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「画面」を選択します。「スクリーンセーバー」タブを表示します。
「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「電源の管理」を選択します。
「モニタの電源を切る」と「ハードディスクの電源を切る」の両方とも「なし」に設定。