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最低限これだけのデータはバックアップしておこう
バックアップしておくべきデータとしてまず大切なのは、さまざまなアプリケーションを使って作成したファイルです。ワープロの文書など比較的サイズの小さなファイルの場合はフロッピーディスクに保管できますが、画像やサウンドといったサイズの大きなファイルですと、MOドライブやCD-Rといった、より大容量のメディアに保管する必要があります。
また、電子メールのアドレス帳、メッセージ、メールサーバーにアクセスするための設定、ブラウザのお気に入り、ダイヤルアップのための設定、かな漢字変換システムのデータなども忘れずにバックアップしておきましょう。。
これらのデータは、使用しているアプリケーションによって、保存の仕方が異なります。ここではは、Windows98に付属しているOutlook Express 4.0、Internet Explorer 5.0、IME 98のデータのバックアップ方法を解説します。
「ファイル」→「エクスポート」→「アドレス帳」(「メッセージ」)を選択します。
「[アドレス帳エクスポートツール]ダイアログで「CSVフォーマット」を選択し「エクスポート」ボタンを押す。CSVフォーマットは、多くの電子メールや他のアプリケーションでもインポートして使うことができます
[CSVのエクスポート]ダイアログで、出力するデータのファイル名を指定する。ここでは例として「addr.csv」と指定します。
[CSVのエクスポート]ダイアログで、出力するデータのフィールドを選択する。基本的にすべてのフィールドを出力するように指定して「OK」ボタンを押します。
まず、メッセージデータのファイルがどこに置かれているかをチェックします。Outlook Express4.0の「ツール」→「オプション」を選択します。
「メンテナンス」タブを表示し、保存フォルダをクリックします。
ここに、メッセージデータが保存されているディレクトリィがわかります。このディレクトリィ名を紙に書いておきます。
エクスプローラを起動して、紙に書いたディレクトリィ(Outlook Expressディレクトリィ)ごと、コピーしておけばOKです。
Outlook Express4.0と5.0でデータ形式が異なります。このため、Otlook Express5.0でメッセージを読み込むには、「ファイル」→「インポート」→「メッセージ」で、Outlook Express4.0を選択して、データを読み込めばOKです。
電子メールのアカウントに関しては、「ツール」→「アカウント」を選択します。
必要とするアカウント(複数あるなら複数回繰り返す)を「エクスポート」ボタンを押して、ディスクに保存する。逆に、Outlook Expressに電子メールアカウントを取り込みたい時は、「インポート」を行います。
Internet Explorer 5.0のお気に入りを保存するには、Internet Explorerの「ファイル」→「インポートとエクスポート」を選択します。。
ダイヤルアップの設定に関しては、ユーザー自身が、各項目をメモしておく必要があります。特に、ダイヤルアップ先のプロバイダーの電話番号などは必ず必要になります。
お気に入りをエクスポートする場合は、次にどのお気に入りフォルダをエクスポートするか、選択します。
「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」で、「キーボード」を選択します
「キーボードのプロパティ」で、「言語」タブを選択して、使用している漢字変換システム(IME98)のプロパティを表示します
IME98のプロパティで「辞書/学習」タブを選択し、「辞書ツール」アイコンをクリックします。
「辞書ツール」の「ツール」→「一覧の出力」を選択し、辞書データをフロッピーディスクやハードディスクに書き出します。
取り込むには、「辞書ツール」の「ツール」→「テキストファイルからの登録」を選択し、保存したファイルから辞書を登録します。
これで、必要最低限のデータを保存することができます。電子メールのメッセージは、大きなファイルになりますが、電子メールアカウントやお気に入りなどは、非常に小さなファイルのため、フロッピーディスクに1枚に保存することができるでしょう。