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ナナオHivisionLABタイトル

メインタイトル:パーソナルなハイビジョン

凄いリアルさを持つフル・ハイビジョン映像

パソコンとの接続をメインとしてHD2451Wの機能や使用感を見てきたが、このディスプレイ、ハイビジョン対応のAV機器を接続してハイビジョン対応コンテンツを再生した時、物欲がブツッと音を立ててブッ飛んじゃって止まらなくなる。結論から言って、物欲が発生しがちな方々においては、非常にヤバいディスプレイである。

いや~、試しにって感じで、AV機器からのハイビジョン映像を、このHD2451Wで再生してみたんスよ~。そしたら!! 凄い!! リアルさっていうか空気感っていうか、ちょっと映像をジックリ見ると、HD2451Wが窓みたいに見える。HD2451Wの向こうに現実的な世界があるような錯覚を覚えることも。あ……BOSE Micro Music Monitor(M3)をスピーカーとしてつないだので、音質が映像的リアルさを増幅させたってコトもあるのだろう。

意外に感じたのは、24.1型という画面サイズでも、十分堪能できるんですな、ハイビジョン映像って。「ハイビジョンコンテンツとして映画とか観るなら、やっぱり大画面でしょ」とかいった先入観があった俺だが、HD2451Wで十二分にOKであった。

これを実感した途端、前述のように拙者の物欲が極限までヤバくなったんですよ。メインに使う汎用ディスプレイはHD2451Wだろ>俺!! HD2451Wしかないだろ>拙者!! HD2451W買え買え買え>わし!! みたいな勢いになってしまった。

その理由とは……

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ハイビジョンだからスゲくキレイ!!

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パーソナルな汎用ハイビジョンディスプレイ

大型のハイビジョンテレビにも、もちろん良さはある。大画面だからふんぞり返ってハイビジョン映像を楽しめるとか、みんなでワイワイと観られるとか。一方、HD2451Wのようなディスプレイは、家族みんなでソファにくつろいで映画を、てな用途には向きづらい。

のだが、ひとりで観ると考えると、急に現実味を帯びてくる。真正面に置いて、ジックリ観るには、前述のように十二分とも言える映像的リアルさがある。逆に、コンパクトであることが、ハイビジョン映像に対する先入観をうまい具合に壊してくれたかもしれない。

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液晶テレビ「FORIS.TV」の技術を
惜しみなく投入ッ!
「新世代映像プロセッサー」

24.1型でドットバイドット、ナナオ独自の高画質回路。そこから生まれる予想外の鮮明さ、迫力、美しさは、画面サイズと映像的迫力が必ずしも比例しないことを拙者に理解させた。

話は逸れるが、考えてみれば、パソコン上のドキュメントをプロジェクターで映すのは、ナゼか? アレって、複数人数で同時に見る・見せる必要があるからだ。ひとりで見るなら、パソコンの画面で済む。

だから、やはり、ひとりでハイビジョンコンテンツを観るなら、ひとりで観るのに適したハイビジョンディスプレイがありゃぁ済むのだ。例えば、自室や仕事部屋みたいなパーソナルな空間でハイビジョンコンテンツを観るなら、HD2451Wなのである。

HD2451Wで、じっくり、フルハイビジョン映像に没入する。堪能し終えたら、パソコンからの映像を出して、仕事したり。疲れたら、今度はゲームしたり。ぬぬぬ。HD2451Wで全部デキる。HD2451Wが映像の用途を全部まかなってくれやがる!! んぬぬぬぅ!! やっぱ俺という個人の何でもアリなディスプレイとして、HD2451Wがヤケに魅力的に思えるんですけど!!


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フルハイビジョン映像をドット・バイ・ドット表示することが可能なんデス!



入力系統に不足ナシ、接続性にも問題ナシ

一台のディスプレイで全部済まそう、と考えると、HD2451Wは非常に現実的だし身近なディスプレイだと思える。画質や機能・性能を考えると、実はその価格も「そんなモンなの?」ってほど手を出しやすい。

ま、放送を観るためのチューナー等は一切内蔵されていない。が、機材としては、そのシンプルさが良い。ハイビジョンテレビと比べたら、HD2451Wはいわば純粋なディスプレイだ。接続する映像機器により様々に利用できる。ビデオレコーダーやチューナーを接続すればテレビ同然として使えるし、パソコン用ディスプレイとしても使える。ディスプレイとしてシンプルなので、「こう使うべき」というバイアスがほとんどナイのだ。

HD2451Wをパソコンと接続して利用する話は前回、前々回で書いた通り。DVI-D端子とD-Sub端子があるので、まずは2台のパソコンがつながる。アナログでもデジタルでもつながる。さらに、2系統のHDMI端子まで考えれば4系統入力が可能なパソコン用ディスプレイとなる。

パソコンを何台も持っていて、その全てがアナログ出力、というケースだと、HD2451Wに対するパソコンの接続性に疑問が出るかも知れない。が、現状~この先のパソコンを考えると、3系統のデジタル入力端子は至って現実的だと思う。

AV機器として活用する方向だと、2系統のHDMI入力端子があり、D端子およびS/コンポジット入力端子がある。これらにAV機器を接続すると……例えば、HDMI端子装備の最新系ビデオレコーダーが2台、D端子装備のビデオデッキとかチューナーとかを1台、ゲーム機を1台、合計で4台つながりますな。

AV機器がつながる各端子を考えても、旧来の機器を接続可能なアナログ系端子が2系統、今後主流になりまくるであろーHDMI端子を2系統装備している。そこには接続性の難は感じられない。

単純にパソコン2台+AV機器4台と考えると……拙者の場合、パソコン野郎なんで2台くらいはパソコンつなぐと思うのだが、他にAV機器を4台も……!?やっぱ、HD2451Wの入力系統は十分すぎるほど豊富だと思える。

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これだけ端子が揃っていると、接続にも困らないっス!

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ワンルームに、自室に、寝室に、HD2451W

HD2451Wを使ってきての印象を率直に書くと、「今まで、ありそうでなかったディスプレイかもなぁ」となる。

AV機器向けディスプレイとパソコン向けディスプレイ。言い換えれば、テレビとFlexScan、みたいな別モノのディスプレイ。近頃では、このどちらの機能も果たす製品が増えている。

が、しかし、結局、どちらかに特化している製品が多いですな。AV機器向けでパソコン接続はオマケ、もしくは、パソコン向けだけどAV機器もいちおーつながる、みたいな。細かいところまでシッカリ調べると、“どちらかがオマケ的機能”になっているケースが非常に多いと思う。

そんな観点からすると、HD2451Wは存在としてバランス良く中庸を保っていると思う。前述の接続性・入力系統数もそうだし、若林氏や西川氏が書いているとおり、映像を表示する機器として“AV機器にもパソコンにも偏っていない”のだ。いやむしろ、AV機器の映像もパソコンからの映像も、非常に高いレベルで実現しまくっているHD2451Wである。

汎用的であることと、画質的に極めて高いレベルであることを両立しているHD2451Wは、あらまちょいと驚異的とも言えよう。

ま、そういうHD2451Wの存在価値・意義は置いといて、ぶっちゃけた話、こーゆーディスプレイは多くのシーンでのディスプレイ選択問題をサクッと解決すると思う。

例えばひとり暮らしの学生や新社会人。あるいは書斎持ってる方々。もしくは寝室にディスプレイをと考え中のヒト。

薄型テレビもビデオレコーダーもパソコンもゲーム機も要るんだけど、邪魔だと困るんだけど、調べていくとやっぱりAV機器用ディスプレイとパソコン用ディスプレイは別ものらしんだけど、2台とかディスプレイ買うべきらしいけど、置く場所が……あぁ困った。

そういった、スペース的・台数的・費用的な問題をどうにかしたいと思うなら、FlexScan HD2451WやHD2441Wをひとつの選択肢として考えてみるといい。そして実際に実機の表示や機能に触れてみて欲しい。きっとそこに、明快な答えを見つけることができるはずだ。

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FlexScan HD2451Wがあれば自分の空間が実に快適!

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FlexScan HD2451W/HD2441Wの製品情報はこちら



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ライター:スタパ齋藤氏写真
スタパ 齋藤
  1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。 特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。 フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


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